12月18日上場4社の初値結果（【6088】シグマクシス、【6087】アビスト、【3294】イーグランド、【6085】アーキテクツ・スタジオ・ジャパン）

本日は4社同時上場の1日目です。やはり厳しさが鮮明に出ました。
この結果を見ると明日も初値は厳しそうですね。特に東証2部はかなり危険な感じがします。

一応ですが、公募同値1社ということで公募割れはありませんでした。
ただし始めて引き分け銘柄が年末にしてでたことになります。

アーキテクツなど４社がＩＰＯ、初値の連続上昇記録途絶える

12月18日（ブルームバーグ）：18日の日本株市場で、４社が新規株式公開（ＩＰＯ）した。３社の初値が公募価格を上回る一方、１社の初値は公募価格と同値で、初値の連続上昇記録は途絶えた。

マザーズに上場したアーキテクツ・スタジオ・ジャパンは公募価格の2050円に対し、午後２時前にようやく形成した初値は2.2倍の4600円。同社は全国に登録された建築家との理想の住まいづくりを支援する会員制システムを展開。業態の新規性などが評価された。2014年３月期の業績計画は、営業利益で前期比49％増の２億6400万円、１株利益123円10銭を見込む。上場に際し公募25万株、売り出し５万株、オーバーアロットメントの売り出し４万5000株を実施した。主幹事は野村証券。

マザーズには、企業戦略の立案などビジネス・コンサルティング・サービスを行うシグマクシスも上場した。公募価格の3010円に対し、初値は0.3％高の3020円。同社の設立は08年５月。14年３月期の営業利益は前期比79％増の12億5900万円、１株利益は229円39銭を計画。公募21万1700株、売り出し137万7300株、オーバーアロットメントによる売り出し23万8300株を実施した。ＳＭＢＣ日興証券が主幹事を務める。

ジャスダックに上場したイーグランドは、首都圏と地盤に中古マンション・住宅の再生事業を手掛け、1989年６月の設立。公募価格の3300円に対し、27％高の4200円で初値を付けた。14年３月期の営業利益見通しは前期比97％増の９億7700万円、１株利益は343円37銭を計画。公募25万株、売り出し10万株、オーバーアロットメントによる売り出し５万2500株を実施した。主幹事はみずほ証券。

初値の連続上昇記録が止まる

一方、ジャスダック上場で、３Ｄ－ＣＡＤを使った機械設計、システム・ソフトウエア開発を行うアビストの初値は、公募価格の3450円と同値だった。昨年12月20日上場のシュッピンとユーグレナ以来、１年近くにわたりＩＰＯ銘柄の初値が公募を上回る状況が続いていたが、この記録がストップした。アビストの14年９月期の連結営業利益は前期比2.2％増の６億6500万円、１株利益は198円39銭の見通し。公募45万株、売り出し７万4400株、オーバーアロットメントによる売り出し７万8600株を実施している。主幹事はＳＢＩ証券。