トレックス・セミコンダクターの初値結果です。
こちらも主幹事の引受価格を割る初値でした。私はこちらの銘柄は公募割れの危険性を予想していたので結果的には満足です。こういう銘柄は正直出てきてほしくないですが・・・
初値で約5万円マイナスです。残念でした。
⇒【2014014】トレックス・セミコンダクターのIPO情報
【6616】トレックス・セミコンダクター(公募価格5,000円)
初値:4,480円(公募比: -520円/-10.4%)
高値:4,950円
安値:4,320円
引け:4,600円
出来高:879,800株(公募売出総計:702,300株)
トレックス・セミコンが上場、公開比10%安に-アナログIC
4月8日(ブルームバーグ):電源IC、アナログICに特化した半導体デバイスの開発、設計製造や販売を行うトレックス・セミコンダクターが8日、ジャスダック市場に新規株式公開(IPO)した。売り気配で始まり、その後形成された初値は公開価格の5000円に対し10%安の4480円だった。
同社は1995年3月の設立で、東京都中央区に本社を置く。電源IC、アナログICに特化した設計、開発技術を持ち、開発した「Ultra Small Package(USP)」は超小型・薄型化と高放熱の相反する機能の両立を実現、USPに特化した生産拠点をベトナムに開設した。
2014年3月期連結業績の実績見込みは、売上高で前の期比7.8%増の92億7000万円、営業利益が2.5倍の14億800万円。15年3月期計画は、売上高が実績見込み比12%増の104億円、営業利益が6.5%増の15億円、1株利益は417円24銭を見込む。公開価格ベースの今期予想PERは12倍だった。上場に際し公募35万株、オーバーアロットメントを含む売り出し45万7600株を実施、主幹事は野村証券が務めている。
これで本年度に入り公募割れが4銘柄になりました。ちょっと暗転模様が鮮明になりつつあります。トレックス・セミコンダクターは初値がついた後、公開価格5,000円近くの4,950円まで行きましたので一応の逃げ場は作った感じでしょうか?
しかしながら仮条件の上限で決まった2社、一応の倍率で当選しているIPOで厳しい船出は残念ですね。
丸和運輸に比べるとやや激しい動きにはなっていてIPOらしさは出ていると思います。引けで初値より高いのでまだいいですが、終盤での急落などは気になりますね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞はいませんでした。
読者予想の平均値が5,323円となっています。大手の予想会社などは5,500円なども予想していたみたいで、その点では今回は私のほうが予想出来ていたという点で、素直に勉強になったと思っています。
結論としては大手の予想は参考になる点とならない部分が混在しているので、そのあたりは汲みとってチェックしたいですね。
4月の出鼻を挫かれたIPO、GW明けまではかなり厳しそうです。