昨日は2銘柄の公開価格が発表されました。いずれも公開価格は仮条件の上限で決定しています。いよいよ4月IPOの抽選結果も佳境に近づいています。

IPO当落情報(当選・落選)


ステラファーマ(4888)のIPO新規上場情報

・結果

みずほ証券・・・ 落選
大和証券・・・ 選外
SMBC日興証券 ・・・補欠
SBI証券・・・落選(+1P)
岩井コスモ証券「ネット取引」・・・後期抽選型
いちよし証券・・・電話待ち 
楽天証券 ・・・後期抽選型

マネックス証券・・・落選

ステラファーマは単価が安いため枚数が多く当選可能性は高めで当たったらどうしよう?なんて思っていましたが、そんな危惧は吹き飛ばすような全滅結果でした。この規模のIPOで補欠すらない状況ですので、まだまだIPO人気は高いですね。

「みずほ証券主幹事x赤字バイオIPOx低価格」の組み合わせは非常に多く、ここまで何度か初値プラスで成功していますが、今回はどうでしょうかね?楽天証券の後期抽選が残っていて、今回は枚数多く当選確率もそれなりに高いと思いますが、外れる可能性のほうが高いので低みの見物で上場日を迎えることになりそうです。

楽天証券が幹事証券入りすることが増えたので、ブックビルや申込み作業の手間が増えましたね。個人的には手間が増えるほうがライバルが減る気がしているので、そちらの方が好きです。証券会社の都合で前受金など要求してほしいぐらいです。


ネオマーケティング(4196)のIPO新規上場情報

・結果

いちよし証券・・・電話待ち
みずほ証券・・・ 落選
SBI証券・・・落選(+1P)
楽天証券 ・・・後期抽選型
SMBC日興証券 ・・・補欠
岩井コスモ証券「ネット取引」・・・後期抽選型
マネックス証券・・・落選
松井証券 ・・・落選

こちらはいちよし証券主幹事なので期待してませんでしたが、案の定ほぼ全滅でした。残すは後期抽選型と鳴らない電話待ちです。

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なお、いちよし証券はIPOルールの改正を2020年5月に行っていて、いちよしダイレクトは抽選割当の1%に配分としています。ただ、すべて公平抽選の模様です。

上記、ジオコードでの配分をみると10%以上を抽選配分としていますが、恐らくいちよしダイレクトへは1%しか回っておらず、そこで機械的なのか知りませんが配分されているのでしょう(見た目上は過去から変わっていません、支店口座の抽選分が入っていそう)。

当方の銘柄ページでは「いちよしダイレクト口座」というネット配分を意識することにしたので抽選配分の計算を1%にこの度変更しました。

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そうすると主幹事でも幹事証券よりも抽選では分が悪い証券会社というのが分かると思います。申し込みするだけ無駄とは言いませんが、かなり厳しい状況であることは間違いないです。ネットに注力しているのか対面に注力しているのかは証券会社によってスタイルが異なりますので、証券会社によってこちらもスタイルを変えたいですね。


4月IPOからは大和証券もチャンス抽選がなくなったりと、ネットで当選狙い派にとってはやや苦戦するような状況になっていますが、IPOの抽選ルールも情勢によってコロコロ変わります。ただ、日本証券業協会が抽選配分を増やすように10%以上に定めたのはかなり前ですが、10%ってかなり低く、これが傾斜システムの免罪符になっている気がしますね。

IPO(新規公開株)でより多く当選するコツ

IPOだけ貰おうというお客は悪い客だと思いますが、それでも時代は対面よりネットだと思いますので、ネットで申し込む人に優遇する措置が増えて欲しいですね。ステージ制でももう少し小額でも取引すれば一歩上がれるようにすればライト層にも響くと思うのですが・・・。

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