明日は3月2回目の3社同時上場となります。前回は3銘柄全て公募割れという結果でしたが、まだ地合いは全く回復していません。残念ながら厳しい船出が予想されますが、直前予想をしてみたいと思います。
現在の3月IPOの状況です。真っ青な状況で見るのも辛いですね。
まずは、ドラフト(5070)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:3,635円 気配更新:更新値幅79円、更新時間10分
下限値段:1,185円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,580円)
1,453円(公募比: -127円/-8.0%)
読者予想平均値:1,724円 | 中央値:1,600円 | 補正値:1,724円
主幹事の引受価格:1,453.60円。
残念ながら引受価格での値付けとしか予想ができない状況です。悪くはない銘柄だと思っていますが、この時期で20億を超える吸収金額を支えるような買いが入るとは思えません。セクターも建設業ということでIPOの状況が悪い時は厳しい結果になりやすい業種です。
ドラフトの結果が同じような業種のIPOであるヴィスにも影響してくると思います。ただ、今のIPO地合いですとA以上の評価ができないような銘柄は参加しづらいです。A級評価銘柄でも公開価格割れしている現状は残念です。
次にミアヘルサ(7688)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:5,360円 気配更新:更新値幅117円、更新時間10分
下限値段:1,748円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:2,330円)
2,143円(公募比: -187円/-8.0%)
読者予想平均値:2,429円 | 中央値:2,400円 | 補正値:2,429円
主幹事の引受価格:2,143.60円。
こちらも残念ながら引受価格での買い支えでの値付け予想としました。こちらも規模感が中規模でやや大きめで、この時期に買いが入ると思いづらい業種です。普通の時期なら公募付近で良くてプラスだと思うので、引受価格で止まるなら御の字ではないかと思います。
私はこちらは公募株で持っているので、明日は青ざめながら損切りすることになりそうです。1枚あたりのマイナス幅が大きくなりますが、早めに売らないともっと下がりそうな銘柄なので怖いですね。
IPO全滅状態では手出し無用ですね。
最後にリビングプラットフォーム(7091)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:8,970円 気配更新:更新値幅195円、更新時間10分
下限値段:2,925円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:3,900円)
3,590円(公募比: -310円/-7.9%)
読者予想平均値:4,369円 | 中央値:4,280円 | 補正値:4,369円
主幹事の引受価格:3,588円。
こちらはB評価した銘柄なのですが、今の状態では引受価格の公募割れ予想とします。吸収金額もそれほど大きくなく野村證券主幹事ですので、主幹事が触ってきそうな銘柄と感じるのですが、その場合は初値が付いてから反発するかも知れませんね。
値ガサでもあるので振れ幅が大きくなります。そのためリスクの観点から恐怖感が一番強いと思いますので、そういった銘柄が短期間では激しく動きそうです。値動きを予想すると全く当たらないので(笑)、あまり多くは書きたくないですが初値下でも、一旦持ち上がる可能性は感じています。
IPOセカンダリーを攻めている人も、もう静観するしかないレベルで状況が悪いですので、参加者は恐らく少ないでしょう。板の薄い中での勝負はなかなか難しいので注意していただきたいと思います。
以上、明日上場予定の3銘柄の直前予想を更新しました。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
残念ながら再度3社同時公募割れの可能性が高い状況です。NYで少し戻ってきていてもIPOにすぐに資金が入ってくるような状況ではないです。一先ずはボラティリティが落ち着くようなところまで来ないとIPOに参加したい人もいないと思いますので、時間がかかりそうですね。
おはようございます。
>地合いは全く回復していません。
今朝もダウ平均が3,000ドル下げと、ある意味、歴史的な瞬間に立ち会っていると言えそうです。
>引受価格での買い支えでの値付け予想
引き受け価格で防衛できるか、本日3銘柄の注目点はそこ(だけ)になりそうです。
さて、こんななかアディッシュの当選が来ました。
フォーラムを当選→キャンセルしたばかりなので、裏ペナルティ?がないことを確認できました。
さすがに割れることはないとNISA枠で申込みしようと思いますが、これが割れるようなら「触らぬIPOに祟りなし」状態になりそうですね。
そういえば、NISAって始まって5年程度たっていますが、初期に投資して持ったままの人は、今、厳しい結果になっていそうですね。
通常NISA制度の欠陥点だなぁと思うところは、マイナスになると(なっても?)他と損益通算できないとことです。
長期投資なら救われることもあるかもしれませんが、株式投資において5年10年というのは長期にならないといういい事例だと思います。
アディッシュ当選おめでとうございます?の雰囲気になってきましたね。
私は補欠当選で300株というのを確認していますので、「おや、これは?」と感じています。
流石にアディッシュは割れないと思っていますが、リスク・リターンを考えると意外と微妙な銘柄になっている気がします。
NISAに関してはIPOを入れて利益に対して無税で売っていたのが功を奏しています。
一応、当方のブログでもそういったことを書いていたと記憶しているので、同じようなことをしている人は助かっていそうです。
NISAは最初から欠陥を感じていたので、あまり使われてなければ良いのですがお得な小規模投資制度と思って最初に参加していた人は悩ましい状況かもしれません。
5~10年なんて長期投資とは全然思えません。これから5年ぐらいは不況が続いてもおかしくはないので、
その状況で身入りもないのに投資し続ける度胸がないと資産は増えませんね。そこにNISAは必要かと言われると・・・ですね。
個人的に今気になっているのが、これからの不景気が優待廃止を助長するのではないかということです。
こうなるとヘッジ系の株主優待クロスもできなくなりますので、やることがどんどん無くなりそうです。