明日はイシン(143A)の上場日です。いよいよ本格的な上場ラッシュのスタートとなる月曜日です。先週金曜日に上場予定だったジンジブの初値がつかず2日目持ち越しということで、まずはジンジブの初値が付いて注目度が奪われやすくなっています。また翌日持ち越しだと4社同時上場も待っているため、やはり他のIPO銘柄を横目に考えたいところですね。

イシン(143A)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:2,484円 気配更新:更新値幅54円、更新時間10分
下限値段:810円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :270円~4,320円

それでは初値予想です(公募価格:1,080円)
2,500円(公募比: +1,420円/+131.5%)
読者予想平均値:3,048円 | 中央値:3,000円 | 補正値:3,112円

主幹事の引受価格:993.60円

直前予想はBB時の予想を据え置いて2,500円としました。公開価格の2.3倍の初日上限価格が2,484円と2,500円とほぼ差のない価格。初値の目安としては非常に分かりやすいところですので、これ以外の数字を予想するような奇をてらう雰囲気にはなりません。なお、大手予想会社も2,500円で一致しており、従ったわけではないですがやはり基準になる数字でしょう。

この価格ですと初日の上限値段超えで始まるのか?それとも翌日持ち越しになって結局2,500円付近で始まるのか?という部分で差が出てくるかと思いますが、翌日は4社同時上場ですので出来れば初日に値が付いてスッキリした状態になって欲しいですね。一方で翌日まで持ち越せばそれはそれで同時上場と被ることからセカンダリーの動きが複雑になるので歪みが生じて狙い目部分も出てくるのかも知れません。

何はともあれ3月下旬の上場ラッシュ本格シーズンです。3月末権利日を挟むなど忙しい時期にはなりますが、うまく立ち回り乗り切って皆さんに利益が出る形になればと思います。

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noteの黒澤アカウントではセカンダリー戦略に関しても書いています。工数がかかる点と、戦略が無料で多くの方に読まれることに違和感があるので有料になります。

セカンダリーに参戦する人は概ね自分で色々調べて考えている人が多いと思いますが、長年IPOを見続けてきた人のちょっとした戦略を前知識に入れておけば、取り組みが変わってくると思います。noteの記事も2年目を迎えて有料ながら沢山の方に読んでもらっています。戦略が外れたり当たったりは仕方のないことですが、人の意見と自分の意見をすり合わせて実際の動きを見て、反省を加えると上手になっていくのではと思っています。