2019年1月28日にプレスリリースされたSMBC日興証券のステージ制優遇ですが1日掛けてどう戦略を組もうか考えていました。

SMBC日興証券がダイレクトコース限定で『IPO優遇特典』を導入

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いろいろな意見などが出てくると思いますが、こういった制度変更には柔軟に対応して先んじて得な部分を得るというのがいいと思っています。

まずはSMBC日興証券にまだ口座がない方にとっては3ヶ月間のチャンスゾーンが増えたことになります。制度は2月下旬以降から始まるということで、3月のIPOにはその効果を発揮しそうですね。

そして、最低条件では250万の資産を置いておくか、信用建玉という形なら少ない資金で達成可能かもしれないという2つの方法で5%の優遇配分枠に入れますが、建玉よりは預かり資産のほうがスッキリと達成可能な対応が取りやすいかもしれません。

1日考えて、IPOで結果を残しているものとしては、このステージ制にはとりあえず乗っかてみようという気持ちが強いです。5%とわずかなものかと考えている人が多いかもしれませんが、この5%に入ってくる人がかなり少なくなるのではないか?と考えています。

そうであれば少ない配分枠でも、参加者が結局減ることで当選確率がかなり上がるのではないかという感触です。250万という金額でさっさと退散する人が多ければ多いほどありがたいですね。とりあえずブロンズ枠は取ってみてIPO当選する確率がどうチェックしたいですね。

戦略の考察ポイントをいくつか紹介します。

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リリースの後半部分も読むといろいろと戦略が浮かんできます。

1.残高は直近3ヶ月の月末平均残高

3ヶ月の平均残高というのと「月末」の残高というのがかなり大きなポイントです。余裕資金が許すならば月末に残高を一時的に上げておくという作戦が使えそうです。

そして直近3ヶ月の平均ですので、余力がある時は多めに入れておけば厳しい時の支えになりますね。例えばですが、この1月末に750万預けられるのであれば、1月31日に残高を750万以上にしておきます。

そうすると2月(11月~1月)、3月(12月~2月)、4月(1月~3月)と3ヶ月は1月の残高だけでもステージ制の抽選を受けられることになるのではないかと思います。

これに付随して、優待の権利取りクロス取引を制度信用で取る場合はSMBC日興証券を活用するというのも自然と資金の有効活用になります。幸い、SMBC日興証券のダイレクトコースの信用取引手数料は無料ですので、この作戦も費用が余計に掛かることはありません。

ただ、最近は一般信用で楽天証券を使っていて、その流れで制度信用も同じ口座でしている人も多そうなので資金の動かす手間が大変になります。IPOのステージ優遇は直ぐに結果に表れないと思うので、手間の効果が出ているか出ていないか分からないと、資金移動は億劫になりそうですね。

2.バンク&トレード契約で三井住友銀行口座を合算

これも面白いポイントでしょう。単純に今生活資金として使っている銀行口座が別ならば、その資金を三井住友銀行に移せば残高プラスの足し分になります。

私は去年までは生活資金は新生銀行に入れておいて、ATM手数料無料なので自由に動かせると思っていましたが、ご存知の通りサービス改悪でちょうど移行を考えていました。新生銀行に100万以上を担保しておくなら、三井住友銀行に担保しておいてこのステージ優遇なり、SMBC日興証券でIPO取扱などですぐに資金を使いたい時も移せる体制でいいかもしれません。

すぐに使うかも知れない生活流動資金を三井住友銀行に100万維持しておくだけでも、月末に後150万円用意すればステージ抽選枠に入ることができます。

250万のハードルを少しでも下げておくことが出来るのであれば、やっておきたいかも知れまえん。


大和証券のチャンス当選もそうですが、優遇抽選に入ればよく当たるか?というとそういうわけではないですが、それでも確実にチャンスは増えるというのは過去の経験から言えると思います。

今回はとりあえず250万というハードルを飛び越えておくことで、飛び越えない人が大量に出てくるのではないかと踏んでいますので、出来る人はやっておいたほうがいいでしょうね。

新規口座開設なら3ヶ月は特に何もせずに優遇抽選ありです。その間にしっかり体制を整えられそうでボーナスステージですね。