だんだんと市民権を得るようになってきた株式投資型クラウドファンディングですが、私も2017年辺りからの案件を全て調査して、最近は出てくる案件を全てチェックするようにしています。

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【株式投資型クラウドファンディング一覧表】調達規模、プレバリュー、評価、その後の動きなどのチェックに

IPOのように一覧表示して多くの方が投資するか検討できるように整えていきたいと考えています。個人評価も載せようとしているのですが、この「評価」というのが株式投資型クラウドファンディングは難しいですね。

IPOの初値予想、BBスタンスであれば「需給」「割安感」「注目度」など、これが良ければ評価できるという部分が整っていますが、株式投資型クラウドファンディングに関してはイグジットまでが長く実績がまだありませんので、人気しそうな評価項目はあっても、実際にイグジット(何らかの形で利益を出す)こととリンクしていないと感じます。

そのため、今のところ個人的に評価の強弱はあっても「分からない」という気持ちが強く「C評価」ばかり付いていて、あまり意味をなさないと難しく感じています。

そんな中でも、どういった項目を評価していけばよいかいくつか考えましたので紹介します。

「業種・事業内容」

多くの方が株式投資型クラウドファンディングで一番気にするのは「事業内容」でしょう。IPOでも花形になりやすい「AI」「IoT」のような未来的な技術で挑戦するタイプが人気です。やはり先々成長するか?期待できるかが投資判断として大きく割合を占めていると思います。

「現状の業績と業績予測」

どの案件にも業績予測という数字部分はあります。そして業界の市場規模というのが調査されていて、事業が成功した時の期待度が煽られています(笑)。この部分はサービス展開が進んでいるなら、そのサービスの口コミや好評がチェックされていると感じます。

「技術やプロダクトの特異性」

他社ではやっていない事業か?というのはベンチャー投資ではよく見られています。「特許」「唯一の技術」「過去にない仕組み」といったところであれば一発の期待を賭けられます。ここはリスク・リターンを大きくしているだけでもあります。

「出資、資金調達状況」

他の出資状況はかなり見られている気がしますね。VCなどからすでに多額の出資を受けている場合は、サービスが既に注目されていることが多く期待度が高いです。企業としてもイグジットを迫られているでしょうから、事業展開の意気込みやスピードが違います。

より累計調達金額が大きいほうが、プレッシャーもきつくこれから出資するにしてもやりやすい印象はありますね。その代わりイグジットは可能性は高いかもしれませんが、大きなリターンというほどでもないかもしれません。

「社会的解決」

クラウドファンディングでお金を集めますので、社会的解決もチェックされていますね。これがあると出資者が社会的にこれが世に出回って欲しいと思っているなら、事業協力に参加したいと意欲が高まる印象です。これは人によって全然印象が異なるでしょう。

「医療に興味」「教育に興味」「自然に興味」など人によって社会的解決を望む分野は異なります。

「収益性の高さ」

行っている事業はよく見えても収益性が高いビジネスか?は投資にあたって大事ですね。プラットフォームビジネス、ストック系の収入ビジネスなど、事業が成功した時に一気に利益が膨らむようなビジネスモデルを持っているかは気になりますね。

「経営者の人物評価、成り立ち」

数字以外の見える部分で大きくチェックされるのが、人物です。事業を起こすのは人ですので、経営者やその周りのサポートする人の人となりや、過去の動きは十分にチェックされます。そこが確認できない場合は出資を敬遠する人も多そうです。

「バリュー面」

反対に数字面ではバリュー面ですね。募集前の時価総額、発行価格などはその妥当性であったり、投資時点でのあまりに割に合わない状況でないかぐらいは見たいですね。基本的には可能性にかけますので、割安で買ってやろうという見方は難しく、あまりにも酷いレベルでの資金集めに奔走していないか?ぐらいでいいかもしれません。

この辺りは株式投資型クラウドファンディング業者の厳しい目もあります。

【株式投資型クラウドファンディング一覧表】調達規模、プレバリュー、評価、その後の動きなどのチェックに

株式投資型クラウドファンディング業者が出す案件は、その中でも本心で「良い悪い」はあるのでしょうが、それでも審査して案件として出すまで選別されたものですので、資金集めできると踏んでは出してきているでしょう。

それでも過去の案件を見ると不成立になるものと、一気に上限募集まで行くものがありますので、「人気度」に関しては上記のような評価からある程度決まっていると感じます。

ただ、人気だったらうまくイグジットできるかと言えば決してそうではなく、その確率がちょっと高い程度だと私は思っています。そうであれば、個人投資家の目線では「自分が興味のある分野」「人の人気とは違って期待をかけたい部分」を意識して投資したほうが後悔もなく勝負できるのではないか?と感じますね。

ただ、株式投資型クラウドファンディングは非常に面白いと思っています。未来のIPO株に投資できるかもしれない。エンジェル投資を個人のレベルでも出来るというのはいい時代になったなと思いますね。

最後に株式投資型クラウドファンディングを取り扱っている業者さんを紹介します。

FUNDINNO(ファンディーノ)
FUNDINNO(ファンディーノ)

業界No.1の実績、案件数も多く、この業界のサービスを軌道に載せたと思っています。実績が高いので企業からの申込みも多い筈で、今後も気になる案件がたくさん出そうです。

Unicorn(ユニコーン)

 ユニコーン

Unicorn(ユニコーン)は案件の絞り方がしっかりしていて、注目案件の確率が高くなる印象です。株主優待を必ず用意するのは投資家にも事業者にもWinwinになるという信念から、対抗枠として今後も躍進に期待ですね。

イークラウド

イークラウド

ようやく1号案件が無事にスタートしたイークラウドはこれからですね。大和証券系です。どんなカラーの案件が多いのか?注目しています。

株式投資型クラウドファンディングを取り扱っている業者が増えたことで、今後は案件の選別の目が更に厳しくなることが予想されます。「人気の案件はすぐに埋まり」「不人気案件なh不成立の憂き目にあいやすい」でしょう。

私達個人投資家は、多くの案件からしっかり選別して、後悔のない投資をしたいですね。

【株式投資型クラウドファンディング一覧表】調達規模、プレバリュー、評価、その後の動きなどのチェックに

複数の業者の案件をリスト化した一覧がその一助になれば幸いかと感じています。