3月のIPOでやや大型の案件が出てきました。日総工産と昔からありそうな社名ですね。ただ設立は昭和55年と、そこまで古い会社でもありません。
もとは製造請負からで、今でも自動車関連の請負業がメインです。ただ、そこから電子部品の製造や、今では一般事務・介護領域の労働市場サービスもやっていそうです。
想定価格は3,570円、主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約112億円で、東証上場市場未定です。
時価総額が250億円で東証1部となりますが、想定価格の時点で277億円と微妙なラインになっています。ただ、この雰囲気だと東証1部に上場したそうな感じなので押し切るかもしれません。
本社が横浜で自動車関連の請負業務が発端となれば、日産自動車との関係性が強そうです。ただ、サービスを見ているとそこから派生して、いろいろな請負サービスを広げているので、労働市場系の大企業とみるのがいいでしょうか？
業績の伸びは良さそうで、この先の伸びがどうかは考える必要がありますが、上場時の時点では景気が良さそうです。後はIPO的にはどうしても上場スケジュールが重なる時期なので、やや重たいIPOと判断されると初値奮わずの可能性もありますね。
基本的には漢字社名で、それほど新規性の感じないビジネスだと過密スケジュールでは上場日には注目度が下がります。
みずほ証券主幹事ですし、幹事証券にはSBI証券、マネックス証券といったネット証券。さらに三菱と岡三が幹事に入っていることで、カブドットコム証券、岡三オンライン証券も委託幹事として入りそうです。
申し込めば手に入りそうな確率が高いですので、その準備と後はBBスタンスが重要になりそうですね。こういった銘柄を攻めるのか回避するのかは、その人の攻め方のスタンスによって変わりそうです。私は基本的には攻める方です。
日総工産(6569)のIPO新規上場情報
初値予想もお願い致します。