上場間近と噂されていたメルカリの上場新規承認が出ました。概ね、事前の予測どおりの上場となりそうです。
TVCMもしていますし、身近な人でもメルカリで売買したという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?それぐらい知名度や人気度は高いと思います。
想定価格は2,450(想定仮条件2,200~2,700)円。
主幹事は大和証券と三菱UFJもルダンスタンレー証券の共同主幹事です。 ラクスルに続いてこのタッグの大型上場ですね。
吸収金額が想定価格ベースで約1,067億円で、東証マザーズ上場の大型案件になります。
想定価格の時価総額では事前の予想を超えていきなりマザーズの時価総額のトップになる見込みです。またグローバルオファリングで半分は海外に公募売出株が行きますので、実質国内の吸収金額は530億規模です。
それでももちろん今年最大規模のIPOになりますので、複数当選を目指すIPOになりそうですね。BBスタンスに関しては仮条件が出てからしっかりと更新したいと思っていますが、現時点では事業の話題性と、世の中への浸透を評価したいところです。
もともとヤフーなども「ヤフオク」が利益の大きな源泉と言われていたように、中古フリーマーケット市場は期待できる事業であり、さらにスマホで簡単に売買できる仕組みで使われているのは大きいですね。特にフリマ市場は利用者が増えて市場が大きくなればなるほど良いので、上場で事業が加速しそうなのは大きなメリットでしょう。
私自身は利用したことがないのですが、利用者の声を聞くと「問題もあるけれど手軽で便利で使う」という声が多いです。特に女性に支持されているのは強みでしょう。
IPO視点で見ると、業績は売上げは伸びていますが利益はまだ連結で赤字状態。
ただ上記のようにDL数や流通額、ユーザ数のKPIの方が重要かもしれません。綺麗な伸びを示していて、海外含めまだ伸びしろはありそうです。
ロックアップはきつめですが、ベンチャーキャピタルの玉なども多くストック・オプションも1円や20円といったかなり有利な条件の権利玉が豊富にあります。売り圧力もかなり強いことは認識しておいたほうが良さそうです。
過去のIPOではなんとなくLINEに近い雰囲気を感じます。LINEは初値で1.5倍程度と頑張りました。その後は規模の大きさから横横の展開ですが、違いはメルカリはマザーズ上場ということですね。
マザーズのほうがより激しい値動き展開になる可能性はあります。相場も好調であれば規模が大きくても1.5倍超えの初値は可能性としてあるかもしれませんね。
IPO好調の中、これといって大型話題IPOが出てきてなかったのでメルカリの上場は成功しやすい雰囲気がありそうです。ようやく6月上場の大きな膿?が出たので他のIPO銘柄との兼ね合いも今後みたいですね。なお、6月20日が大安吉日です。つまり19日は仏滅。
メルカリ(4385)のIPO新規上場情報
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