AI insideという強烈な社名のIPOがクリスマスに来ました。OCRサービスということですがチェックしてみましょう。
OCRサービス「DXSuite」を提供しています。書類をデジタルデータにする技術で、そこにAIを入れることで仕分け作業であったりデータ解析などの精度を上げているようです。
想定価格は2,660円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約15.2億円で、東証マザーズ上場の中規模IPOです。
まず気になるのは上記部分ですね。前前期の販売実績の6割はレオパレスでした。かなりべったりのところレオパレスの現状を見ていると販売先がかなり厳しい状況と読み取れます。売上は伸びていましたが、赤字脱却出来ていませんでした。そんな中6割を占める販売先が減るとしたらちょっと怖いですね。
なお、ホームページのクライアントにはレオパレス含めたくさん載せていますが、これを売上の割合で大きさを変えて表示してみて欲しいところです。面白いのがクライアントの中に、本日同じく新規承認があった「スポーツフィールド」の名もあります。
第一のクライアントでありそうなレオパレスの導入事例はなぜかホームページ上にはありませんね・・・。
事業的には期待感の強い会社になると思います。本来レオパレスが順調であればもっと早く上場していたのかも知れません。そういう意味では想定価格や仮条件が、あまり強気になってないようなら逆に上場時に買いなIPOになる可能性もあります。
「AI」というキーワードも入っていて、確かに業務の電子化、AI化、RPA化などこれからの時代に変革されそうな部分の技術ですので、注目はしたいですね。
主幹事野村證券ですので、どんな仮条件で来るのかが逆に興味があります。
そして、またまた楽天証券の名があります。やはりIPOに注力しているのが伺えますね。こちらも抽選倍率結果を見るのも楽しみです。
クリスマスに2社上場となりました。ただ、クリスマスイブの上場は空きそうです。そろそろ新規承認ラッシュも大詰めとなります。それにしても、今年の12月は数が多いです・・・。
初値予想もお願い致します。