4月末のIPOの新規承認が出ましたが、東証2部上場予定の和歌山本店不動産業です。予定通りとりあえず新規承認は通ったけど、今の状況ではブックビルが積み上がらなさそうで不安ですね。
正に地方不動産業といった形で、普段の状況でもC級からD級微妙になる第一印象の銘柄です。この地合いが続くのならば、中止必至レベルのIPOかもしれません。
想定価格は950円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約25.1億円で、東証2部市場の中型IPOです。
業績の伸びは絶好調ですが、事業的にこれからの展望は厳しそうな雰囲気です。IPOでは特に不動産業は外部の地合いに左右されやすい経緯がありますので、この時期の上場は超逆風と言える銘柄かも知れません。
銘柄に関してはホームページや目論見書をみてもこれといった特徴は感じられませんので、後は地合い次第と言えそうです。現時点での第一印象はパスですが、ゴールデンウィーク前のIPO戦線全体がどうなるかは気になりますね。例年であれば好調な時期ですが今年は厳しそうです。
主幹事の大和証券は毎年この4月末の時期に、かなりいい銘柄を出してくれている印象なのですが、今年は東証2部上場銘柄２つと厳しいですね。もうないかも知れませんが、お詫び的な超S級IPOを出さないか期待しています。今、S級出してもB級レベルとして扱われても困るので出すのも躊躇する相場かも知れません。
3月IPOに向けて準備してきた人も多いかも知れませんが、IPOは中止延期になったものは後に回して出てくる事も考えられます。先は長いかも知れませんが、相場が回復してきた時に向けて今は溜めておきましょう。
初値予想もお願い致します。