セイファート(9213)の初値結果です。残念ながら連続公募割れでIPO地合いの厳しさを露呈してしまいました。当方もC級評価として微妙IPOではあるものの、IPOだったら少しはプラススタートになって欲しいですね。わざわざ倍率の高い抽選をくぐり抜けて損するのはしんどいです。
初値売りで約9,000円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。
【セイファート(9213)】(公募価格1,120円)
初値:1,030円(公募比: -90円/-8.0%)
高値:1,086円
安値:957円
終値:1,018円
出来高:1,880,600株(公募売出総計:745,600株)
初値は1,030円と引受価格での買い支え決着となります。その後は少し盛り返したものの前場でも一度急落で1,000円割れ、初日の動きは1,000円を保つのが精一杯と言った状況です。来週は前日上場のRecovery Internationalの2日目の動きも考慮すると、注目度がなくなったIPOらしい厳しい株価推移となりそうです。1,000円割れは普通に起きやすい状況ですね。
直前予想では公募割れ予想としましたが、正直IPO地合いがここまで厳しくなるとはと感じています。今後出てくるC級レベルのIPOは全て危険で、すでに2社が市場状況を鑑みて上場中止・延期という流れになっています。
思えばコロナ禍の最初のスタートで市場が混乱した2020年3~4月はIPO中止ラッシュで18銘柄が中止になっています。
この時期の3月IPOは公募割れが連続してしんどい状況でした。一方で、安くスタートしてくれたことで後に株価が伸びてきている銘柄もあります。今の状況ですと初値にはあまり期待せずに逆に上場できて、かなり地合いの悪さで本来の期待度よりも安く始まっている銘柄を物色するほうが、良い結果が得られるかもしれません。
厳しい中でも、先々評価されそうなIPOを探していきたいですね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでました。アナグリフ様が見事的中です。
読者予想でも少し上ぐらいでは始まるだろうという予想が多かったです。通常の感覚の1~2段階ぐらい弱気に考えていたほうが良いかもしれません。リーマン・ショック後もIPO冬に時代があったわけですから、10年スパンで見れば今の地合いの悪さをあまり悔しがらず耐えていきたいですね。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。