クレジットカードで積立投信が購入できるサービスは楽天証券がグループの楽天カードとの組み合わせでスタートすることで2018年にいち早くサービスをスタートさせました。また還元率も1%と高還元だったのが強みでした。
【投資でポイント還元】積立投信でクレジットカード払い出来る証券会社xクレジットカードまとめ
楽天エコシステムを存分に使って、人気が急増!楽天証券の口座数が一気に増えてきたのもこの頃からでかなり受け入れられていたサービスだったと思います。
楽天証券は2021年12月に700万口座突破をリリースしていますが、その中でも投信積立設定口座と金額の伸びをみれば、口座数が増えた要因は一目瞭然です。
しかしながら、ここ最近楽天エコシステム内でつづくポイント還元の改悪の波が、このドル箱事業に見えた「クレジットカード投信積立購入」にも手を付けることになりました。
変更は2022年8月買付分から、手数料によってクレカ購入では0.2%還元と1%還元に分けられます。回避策としては楽天キャッシュ決済に移行すれば0.5%還元になります。
なお、サービス変更の良い点としては楽天カードと楽天キャッシュで合わせて月10万まで積立可能と積立できる金額は増額されました。楽天カード側での積立する投資信託は手数料が0.4%以上の銘柄を考えているなら、さらに使えるサービスになります。
ただし、やはり世間的には楽天経済圏の続くポイント還元改悪状況が意識されているようです。
ここで攻勢をかけているのが、ライバルのSBI証券とマネックス証券ですね。
SBI証券は投信乗り換えキャンペーンを実施。保有投信によるポイント還元をアピールして楽天証券の口座の投資信託の移管を狙っていますね。実際に、楽天証券→SBI証券をこのキャンペーンに合わせて実行する人が多数いる模様で、楽天証券で出庫申し込みするとかなり待たされるようです。
なお、楽天証券で出庫手数料が掛かりますがSBI証券が出庫手数料を全額負担してくれます。
マネックス証券はいよいよ2月下旬から積立投信クレカ購入サービスを開始します。
ポイント還元率はなんと1.1%で業界最大にしてきました。後発らしく差をつけてきたのは好感です。さらにサービス開始キャンペーンも行いますので、実際にはさらに1500ポイントぐらい積立投信設定だけで貰えそうです。
3社の積立投信クレカ購入サービスは、どれか一つ選ぶとかではなく全部実行可能です。楽天証券はやや改悪側に動いていますが、これだけライバルが隙きを突いて攻撃してくるなら、サービス改悪を改めてくるかもしれません。楽天証券は1%還元が苦しい懐事情だったのかもしれませんが、0.5%に変えたのはライバルのSBI証券をターゲットにしたからだと思うところもあります。
そこにマネックス証券の1.1%還元が出てきたら完全に負けていますので、キャンペーン継続等で1%維持ぐらいは持ってくるかもしれませんね。
【投資でポイント還元】積立投信でクレジットカード払い出来る証券会社xクレジットカードまとめ
このクレカ積立サービスはまだauカブコム証券、SMBC日興証券、松井証券あたりが参入してくる可能性もあります。できれば業界のサービスベースが1%還元ぐらいになってくれれば昨今、クレジットカードのショッピング還元も低めですので埋め合わせができれ嬉しいところですね。