なかなか9月のIPO新規承認が出てこないところに札幌からお便りが届きました。札証アンビシャスに3年ぶりの新規上場となりそうです。テラスカイの子会社のクラウドシステム(Salesforce)サポートサービスですね。
キットアライブは英語で「kitalive」と表記。「北とkita」をかけてるのでしょうか?テラスカイの子会社で北海道の地からクラウド推進をしています。IPOでも人気のある業態です。
想定価格は1,410円。主幹事はアイザワ證券です。
吸収金額が想定価格ベースで4.41億円で、札証アンビシャス上場にしてはやや大きめです。
まずは札証アンビシャスの久々の上場ということで過去の札証アンビシャス上場銘柄の状況を振り返っておきましょう。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
このところ(3年前以前)は初値は良かったけど、その後の株価は伸びていないという状況が続いています。それもその筈、コロナ禍に入ってしまったから直前の上場会社は基本下がり基調ですね。2000年代まで遡ると、どちらかというと初値はイマイチでも数年かけて大きく育つ銘柄のほうが多そうです。地方市場上場銘柄はそういったタイプの方が多いです。
今回は札証アンビシャスの中では吸収金額は大きめです。業種的には初値で健闘しそうなタイプですが、スケジュール感にもよりますのでBBスタンス判断は他の9月IPOも出揃ってから、需給も判断して決めたいですね。
会社のこだわりとしては北海道でワークライフバランスを意識しています。クラウド導入支援ですのでIT系です。働く場所はどこでも大丈夫を体現していそうですね。
業績はきれいな右肩上がりで上場まで漕ぎ着けました。上場市場も札証アンビシャスで創業者は感激ひとしおでしょう。札証の方も北海道から頑張る企業を推すことで整合性が取れます。
業種としてはテラスカイ子会社でSalesforceの導入支援です。私ごとですがIPOではテラスカイも子会社だったBeeXでも公募でゲットしており縁があると思っております。こちらでも縁があればと感じるIPOですね。まだまだビジネスでクラウド化が進んでいない企業はたくさんあるようで、子会社がいくつも上場するぐらい伸びている分野ですね。
主幹事はアイザワ証券。売出が多いことで枚数がそこそこあります。ネット申し込みではSBI証券、マネックス証券、岡三オンラインで運試しとなりそうです。
初値予想もお願い致します。