介護ビジネス関係の上場です。高齢社会突入で今後も需要は増え続ける社会問題解決系になります。またまたSBI証券主幹事になります。これでSBI証券は10月に5つのIPOを出しておりダントツ一位ですね。
高齢者へのシニアホーム紹介サービスです。ちょうど新規承認が発表された日にNHKのニュースで高齢者の入居(アパートですが)出来ない問題が取り出たされていました。介護問題をポジティブに解決していく会社になりますので注目度は高そうです。
想定価格は1,190円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで5.88億円で、東証グロース上場の小型IPOです。
ぱっと見の第一印象はグロース小型で需要高そうということで良さそうですが、目論見書を通して見ていきましょう。
まず事業内容ですが「シニア関連サポート事業」としてホーム運営事業者と利用者(高齢者)家族の間に入りサポートする事業です。介護家族に対して決して安くない、そして預けるという障壁意識をポジティブにサポートするというのが仕事のようです。売上としては入居者側ではなく、シニアホーム側にコンサル料や紹介手数料を取るみたいですね。
なんというか就職サポート会社の介護版のように見えます。
社名が「笑美面(えみめん)」と漢字ながら有名ラッパーを彷彿される感じですね。ビジョンとしては介護問題を明るく、ポジティブになる社会を目指していて「ホーム介護の利用」がもっと増えたほうが社会全体として良い方向と見ているようです。
成長戦略としては現在好調である都市圏の病院へのリーチをさらに増やしていく模様。地方への展開はまずは需要が高い都市圏で一定の地位を得てからと考えているようです。企業の成長の方法としては悪くない考えと思えます。
業績です。売上は徐々に増えており利益は黒転して成長フェーズに入っているところでしょうか?上場タイミングとしては問題なく、期待感のあるところでしょう。
しかしベンチャーキャピタルからの出資が多くロックアップは1.5倍で外れます。初値視点でみるとまずは1.5倍に強い警戒感で壁を作りそうなスペックですね。それでも、微妙IPOに比べるととりあえず初値プラス期待が大きい銘柄がSBI証券主幹事で出てきたのは嬉しいところですね。
10月IPOはSBI証券が鍵になりそうですね。手数料無料化も始まりますしもうメイン証券はSBI証券に揺るぎない状況になりそうです。まだ口座を持ってないという人は早く準備しておきたいですね。
初値予想もお願い致します。