2024年3月8日にクレカ積立の月の上限金額が5万円から10万円まで引き上げ可能という内閣府令が出たことで、各証券会社とクレジットカード会社のタッグでサービスを行っていた「クレカ積立」サービスにも変更が加わっています。

単純に今までの条件で「月額投資可能額が5万→10万」に変更なら良かったのですが、各社この変更に合わせて細かい条件設定を行っており、それぞれの「ポイント付与」などの条件をしっかり調べておかないと、思わぬお得を享受できていない事態になりそうという状況です。

そこで各社のサービス変更点を細かく見ていきたいと思います。

今回は楽天証券x楽天カードのタッグの変更点です。


楽天証券と楽天カードのタッグで積み立て投資は2018年10月からスタートしており業界では一番最初にサービスを開始しました。楽天証券x楽天カードと楽天グループで両方のサービスを持っているという強みを活かして、業界で先駆けてこういったサービスを開始でき、これが好評で証券会社の口座が急拡大したこともあります。

現在では他社も追随してきており、また楽天証券x楽天カードもサービスの負担を考えて、サービスの改変が盛んに行われているタッグとも言えます。一時期には0.2%しかポイント進呈されない時期もありましたが、現在では最低でも0.5%以上を維持しています。

楽天証券x楽天カードのサービスの特徴の一つはカードの種類によってポイント進呈率が変わる点、積み立てる投資信託の手数料によって1%まで増額される点があります。もともと取引手数料が高い投資信託で積み立てをしようと思っている方は、楽天証券x楽天カードのタッグがお得ですね。ノーマルの楽天カードでは0.5%になりますが、10万まで同じ条件が維持されますので、0.5%でもポイントが進呈されるのは嬉しいという方はMAX活用してもよいでしょう。

月10万に積み立て可能金額がUPした時点で、変な条件を付けてないのは好感が持てます。しかしながら楽天グループはサービス内容の変更も多いことから、何か規約が変更される時にはちゃんと確認したいですね。すぐに話題に上がってしまうので、SNSなど見ている方は気づくとは思います。

楽天証券の特徴はもう一つは楽天キャッシュ決済での積み立ても可能ということです。

こちらは楽天カードで直接投資と別枠で取引が可能ということで、楽天証券では合計月15万まで積み立て投資が可能になります。また楽天キャッシュに楽天カードでチャージする時に0.5%のポイント還元があります。

またチャージの経由方法を楽天カード以外にすることで1%以上の還元にするルートもありますので、細かく高還元を狙う人はコツコツ作業しています。私もFamiPayルートは使っています。

FamiPayにクレジットカードでチャージする時に還元が1%以上を狙えて、Famipayで楽天ギフトカードを買って楽天キャッシュ残高を増やして楽天キャッシュ決済経由の積み立てをする方法です。楽天証券x楽天カードの組み合わせよりも手間を加えることで還元率が高くなりますので、コツコツと続けるのもよいでしょう。

現状のサービス状況で、どのような経由を使ってもとりあえずは還元率が0.5%以上は確保。場合によっては1%の高還元やそれ以上の可能性もできるという王道路線、基本路線的なサービス内容になっています。

とりあえずクレカ積立だと還元やポイント付与もあって、普通に投資するより少しお得になるのなら投資のきっかけとして良いなと思う方は、楽天証券のサービスは非常に使いやすいと言えるでしょう。また還元や付与は楽天ポイントでされますので、「使う・消費」の面でも幅広いものが用意されていて困りません

楽天証券

楽天証券は5大ネット証券の一つ、特に楽天グループの強みがあります。

楽天カード

もう多くの方がメインのクレジットカードに楽天カードを利用しているかもしれません。

なお、私は楽天ポイント長者レベルで楽天サービスにはお世話になっています(全体の上位1%)

それぐらい楽天グループはポイントをうまくゲットして快適に過ごすサービスが含まれているということですね。サービス改変には過敏に対応しながら、とりあえず美味しそうな状況には参加しておけ!というのが楽天グループのサービスを利用するときの鉄則ですね。

私は楽天グループは応援している派です。このグループが頑張らないと他社によって独占されると、競争が起きず利用者に対してのサービスコストが上がると思っています。モバイル事業も頑張れ!の気持ちです。