6月案件の登場です。地方市場で福証本則単独は2013年のアメイズ以来になります。分譲系の不動産業となると不人気セクターですが、どうでしょうか?
北九州本店で九州や山口で「サンパークマンション」「サンコート」のブランドで分譲住宅をメインで手がけています。地方の不動産業の上場はちょくちょく見かけますね。
想定価格は1,500円。主幹事はエイチ・エス証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約6.75億円で、福証本則上場予定の小型案件です。
小型案件としましたが福証単独上場ではそれなりの規模と考えられます。参加者も限られますので、果たして人気が出て買いが高まるかは疑問ですね。不動産セクターでも何か特徴があればいいのですが、IPOらしい新規性はあまり見当たりません。
業績はジリジリと横這いか、やや伸びている程度となっています。割安感がどれだけ出ているかでBBスタンスの判断が分かれそうですね。また6月の周りにIPOが特になければ空白期間で注目が集まるかも知れません。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
2019年のIPOでは公募割れしているKHCが似たような業種というのが一番気になります。売出し比率など酷くありませんが、しっかりと買い得な想定価格かチェックしたいですね。
個人的には特徴のない地方の不動産業はあまり信用出来ないので、現段階での参加姿勢は微妙です。エイチ・エス証券主幹事のIPOも2015年以来になります。
初値に関しては勝率90%超えの高パフォーマンスです。これを見るととりあえず参加しておくかとなるかもしれません。少し見えてますが、現状の株価は見なかったふりしましょう。
隠れた穴場証券としては楽天証券ですね。今回は委託幹事ではなく、幹事証券です。上場会社が楽天と関わり合いが強く、楽天証券への配分を幾らか要求していそうですね。
初値予想もお願い致します。