マザーズの新規承認ラッシュが続いていましたが、東証2部案件が出てきました。これで12月の東証2部案件は3銘柄となりました。
主に業務用酒類販売の卸売業です。メインは首都圏ですね。
想定仮条件は1,520円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約35.6億円で、東証2部上場の中~大規模案件です。
何の変哲もない酒屋の卸売業になります。業績もほぼ横ばいということで注目度は薄そうです。ただ、社号が示すとおり「安い業務用卸」というのが好かれている時代ですので、上場して一般客が安く大量に買うようになれば期待感も高まるかも知れません。
ホームページを見ていたのですが、KYリカーはなんとなくブックオフに似ている気がします。もしかしてブックオフ跡地にどんどん進出しているとかあるのでしょうか?
「カクヤス」のような店舗は全国各地にチェーン店的なものがあると思いますので、あまり差別化を感じないのが残念です。廃ることもないと思いますが将来性もあまり感じないので、現時点での割安感は重要な要素になるかも知れません。
また最近のIPOはグロース株よりもバリュー株の方が好かれる傾向ですので、同じような流れであればとりあえず好発進もあります。一昔前までは東証2部上場で卸売セクターで吸収金額もそこそこあるとなれば嫌われていましたが、今はわからない状況ですね。
主幹事が野村證券というのは心強いところです。 変に高い仮条件提示は控えて欲しいですね。
また株主優待新設などは現時点で発表はありませんが、優待品などは出しやすい企業になりますので、一応の期待はできそうです。配当性向も30%を目処として出す政策となっています。
本日も3社の新規承認でついに20社の上場予定となっています。さらにクリスマスウィークがまだ残っている状況ですので、今年の12月はかなり大変な忙しさになりそうです。
証券口座の開設は直前だと間に合わない可能性が高いですので、今のうちに準備しておきましょう。当方は上記ページに有る25社程度は揃えて待機しております。
初値予想もお願い致します。