4月の上場中止案件の出戻りIPOが再び出てきました。2020年中に上場できるのであれば、しておきたいというのが上場企業、主幹事の本音でしょう。10月に入れるのは悪くないと思います。

さくらさくプラス(7097)のIPO新規上場情報

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保育所の運営になりますが、立地などにこだわった便利さと効率性が今までとの違いです。育児ビジネスは政策テーマとしても後押しがありそうです。

想定価格は2,230円。主幹事はSMBC日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約17.3億円で、東証マザーズ市場の中型IPOです。

まずは前回上場時との違いですが、

さくらさくプラス(7097)のIPO新規上場情報(前回時参考)

4月初期→4月仮条件時→今回
公募457,000→297,000→350,000株
売出402,900→296,300→327,400株
OA分128,900→88,900→101,600株
価格:2,060→1,150~1,430→2,230円

という変化です。前回の仮条件発表時にはかなり条件を下げても上場しようとしていたので、今回再び出てくるときの設定は難儀したかもしれません。結構、強気にしているのがバレてしまいますね(笑)

ただ、中止になったIPOで復活したものは今のところ良い結果を残しているので、6ヶ月経ってやはり上場できるというのはいいイメージを持って参加できそうです。

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業績の推移を見ても、特にコロナ禍で厳しい状況に追いやられていないのは好感です。結局、保育事業は本質的な必要性の高さを証明したことになるかもしれません。

既存同業種との比較を見ても価格設定には割安感を感じますので、IPOの地合い次第ですが、参加しても良さそうと感じる第一印象になります。

 

SMBC日興証券主幹事の案件は本当に増えています。チャンスが増えて嬉しいですね。また前回と幹事証券が変わっていて楽天証券が連ねています。

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楽天証券で申し込めるIPOがここ最近本当に増えてきたと感じています。IPO注力ぶりが伺えますし、まだまだ当落倍率を見ると穴場的なチャンスはありそうです。

さくらさくプラス(7097)のIPO新規上場情報

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