3月上場予定だった24時間フィットネスジムのFast Fitness Japanが再登場です。流石にコロナ影響ど真ん中銘柄ということもあり、再上場まで時間がかかりました。12月の上場ラッシュ時になると苦しいですね。

Fast Fitness Japan(7092)のIPO新規上場情報

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コロナ禍の前では、AnytimeFitnessのような24時間運営のジムが筍のように増えていました。上場するだろうなと町中を見ていましたが、コロナはとんだ災難だと思います。

想定価格は1,860円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約38.5億円で、東証マザーズ上場ではやや規模大きめです。

まずは3月予定の時と、どの程度価格帯など変わったのかチェックしてみましょう。

Fast Fitness Japan(7092)のIPO新規上場情報(3月予定時)

公募売出しOA分など株数の変更はありません

3月上場時は公開価格2,960円で決定までは行っていましたが上場延期、今回は想定価格が1,860円と4割弱のディスカウントです。上場強行していたらと考えると恐ろしいですね。逆に言えば今回の上場は安く買えるチャンスとも言えますが、まだまだコロナ禍の影響が予測付かない情勢ではあります。

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売上高の推移ですが11期の第2四半期まで出ていますが減収見込みです。やはり休業要請や外出自粛の影響はかなり大きかった模様ですので、まだまだ同じような影響が出やすい時期ではあります。

それでもようやく12月になって少しは収束の見通しもついたということで上場だと思います。ディスカウントされた価格が見通しも含めてお買い得なのかをよく検証したいですね。

外出自粛の影響で「コロナ太り」などの言葉も生まれましたし、自宅でのフィットネスなどは流行ったことから、やはり人間の欲求として「体を動かして気持ちよく鍛えたい(ボディメイクしたい)」というのがあると思います。本質的な部分では変わらないと思いますが、果たして上場時にそれが受け入れられるか?で考えたいところです。

主幹事野村證券の案件で、前回上場予定時よりかなり引き下げてきたというのは値付け面で、これなら初値を何とかさせるという意気込みもあるかもしれません。最終判断は迷わせておいて、結局野村證券ということで悩んでも取れないIPOなんてオチもありえますね。

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第一印象は微妙かもしれませんが、個人的には頑張る可能性のほうが高いのではないか?と今のところ思っています。大手の評価なども待ってしっかりとBBスタンスを決めたいですね。

Fast Fitness Japan(7092)のIPO新規上場情報

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