12月上場のIPOが続々と新規承認されています。12月18日も同日上場と被ることになりました。それにしても3日で10社以上が新規承認とかなりのハイペースです。

インバウンドテック(7031)のIPO新規上場情報

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オールタイム・多言語対応のコールセンター業務です。いわゆるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ですね。インバウンドは苦しい状況ですが、そのあたりの変化点の影響は見ておきたいところです。

想定価格は5,700円。主幹事は東海東京証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約13.5億円で、東証マザーズ上場の中型IPOです。

インバウンドテックは2018年6月に上場予定でしたが上場中止になった経緯があります。

インバウンドテック(7031)のIPO新規上場情報(2018年6月予定時)

当時の想定価格は3,810円で今回はなんと5,000円超えの5,700円という値ガサ案件です。公募数も増えて吸収金額・時価総額も上がっています。上場中止以降の業績は要確認ですね。

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相手先の割合を見ると東電が約半分となっていて訪日外国人と言うよりかは、電力会社のサポートセンターみたいになっていますね。

企業の強みはやはり「多言語コンタクトセンター」だと思いますので、東京オリンピックなど国際的イベントが今後復調していくのかによって業績に大きく影響しそうな事業です。

IPO的には特徴的なのが久々の東海東京証券主幹事の案件ということですね。

久しぶりということで穴場証券主幹事、そして値ガサ案件というのも考慮すれば上場ラッシュの中で埋もれて申込みが減ってくれることを期待したくなります。

枚数的にはプレミア感のあるIPOです。またこのご時世で「インバウンド」なんて冠がついたIPOということで初値結果が興味深いですね。

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東海東京証券は隠れIPOオススメ口座の一つですが、上場ラッシュ中に出してくるとは思っていませんでした。毎年、年明けなどに時期をずらして登場が多いのですが、コロナで予定が狂っているとも考えられますね。

インバウンドテック(7031)のIPO新規上場情報

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