久しぶりにリートの新規上場が来ました。1年半ぶりで1年以上空くと感覚が薄れています。しっかりと感覚を取り戻してBBスタンスなど決めたいところですね。
直球の命名の東海道リートです。東海道の道中静岡を中心として日本橋から京都(大阪)までに投資しているようです。住居・物流・底地・オフィスなどバランスよく持っている複合リートですね。
想定価格は9.6万円(目論見書より概算)。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約164億円で、東証REIT市場上場では小型の部類です。
昨年はコロナ禍でリートの上場が一つもありませんでした。都心部の不動産系はかなり厳しかった(特にホテルなど)ところもあると思いますが、東海道リートはコロナ禍でも相対的に評価が高い用途を多く持っているところが特徴です。
ここ最近は物流リートなら人気という流れでしたが、複合リートで不人気になりそうなものが少ないリートとして評価されるかも知れません。
もう一つの特徴はリート名の通り地域ですね。
静岡の企業「ヨシコン(5280)」が設定したリートで、地場の大手企業9社がスポンサーになっています。その地方に住んでいる人は応援したくなるかも知れません。目論見書も凝っていて静岡銀行などで紹介されたら投資するというかたもいそうですね。
リート指数の動きも見ておきましょう。コロナ時のショックでは急落しましたが2000まで戻してきています。ここまで戻しているなら都心のオフィスとかホテルなど容易に苦戦しそうなところじゃなければマシと言ったところでしょうか?逆に物流系は需要が増していそうな気もします。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
過去のリートの上場結果と現在値をパット見てもらっても分かるように基本的に初値で売って利益をという代物ではリートIPOはありません。そんな中でも公募割れせずに初値でお小遣い程度のプラスになるかどうかを焦点にBBスタンスなど考えていきたいと思います。
1年半ぶりのリート上場というのはプラスメリットが大きい気はしますね。後は6月上場との被りが気になりますね。
リートとしては珍しくネット証券のマネックス証券が幹事証券に入っています。リートは当たりやすいので当選チャンスは高そうです。みずほ証券主幹事ですし、10万より安い公募価格で初値で10万に寄せるぐらいイメージで考えているかも知れません。
初値予想もお願い致します。