SBI証券主幹事案件もたくさん出てきて2021年6月IPOは盛り上がりそうです。うまくどの銘柄に注力するかが鍵になりそうですね。基本、上場が重なると資金分散で強弱の結果が2極化しやすいと思っておきましょう。

セレンディップ・ホールディングス(7318)のIPO新規上場情報

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コンサルやM&Aを推進する企業ですね。グループ化していますがM&Aで自社に入れていることでビジネスが複数にまたがっています。セレンディップは要約すると「偶然の幸運?」。現在のスリランカのお話から来ているようで、実はいい会社がいっぱいあるのを見つける聡明さから社名をつけたかもしれませんね。

想定価格は1,130円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約11.0億円で、東証マザーズ上場では小型な部類でしょう。

公募8500枚で売出しなしは気持ちがいいですね。IPOの資金使途も人材確保やR&Dなどでの投資で前向きさを感じます。まだまだ成長のつもりのIPOと言えるかもしれません。

会社の本店は愛知県で「ものづくり会社」をたくさんM&Aで吸収しています。自動車産業のお膝元でFA装置を残したい、また複数ある似たような会社の良い技術を継承したいと思わせるような中小企業が多いんでしょうね。自社だけでは苦しく、こういった企業の活躍が今後見込まれるとは思います。

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業績も勢いがあって、業種業績良し、主幹事もSBI証券で注目されるIPOになりそうです。

ざっくりとした第一印象ではSBI証券が主幹事になりそうな会社っぽくないと感じているのですが、そこは幹事団の多さでどの証券会社も割り当てて貰いたいような銘柄という印象です。

この規模で幹事証券が13社と10社以上。大手の総合証券がほぼほぼ入っている体制というのも珍しいのではないでしょうか?逆に言うとネット証券の幹事請負が少ないですね。

それでもライバル楽天証券が幹事証券に入っているのは勢いを感じるところです。

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SBI証券主幹事はアイ・パートナーズフィナンシャルが注目度をかなり持っていきそうで、同時期に上場する銘柄が逆に穴場になるかもしれません。考えが甘いかもしれませんが・・・。

セレンディップ・ホールディングス(7318)のIPO新規上場情報

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