注目度の高そうなAI系企業の登場です。もともと「日本データサイエンス研究所」という社名で2020年に「JDSC(Japan Data Science Consortium)」に社名変更しています。
東大発のAI企業と銘打っていますね。「UPGRADE JAPAN」とかっこいいサブタイトルが付いています。過去にいくつか実証実験的な試みがあるので知名度が高そうです。
想定価格は1,620円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで45.4億円で、東証マザーズ上場の中型IPOです。
大和証券としては12月IPOの目玉案件でしょうか?なかなか厳しい結果のIPOがあった後ですので、今度は期待したいですね。
特徴として挙げたいのは、それぞれ分野で大手企業をパートナーにしてAIを活かすというテーマを複数取り組んでいます。いずれもAIの力が発揮されそうで、いかにもIPOらしい面白さのある企業かと思います。
ミッションに「UPGRADE JAPAN」とあるように日本の知見を活かして、世界に匹敵する総合的な国力産業の押し上げになれば嬉しいことこの上ないですから、期待度はかなり高いIPOになりそうです。
一方で、期待度が高いことからVCなどの投資も大きく、期待度だけが高いということにならないで欲しいですね。最近あまりこういったIPOに資金が入ってこないので、このIPOが転換点になるような結果を期待したいと思います。
主幹事は大和証券とSBI証券の共同主幹事体制なので、SBI証券への配分も多そうです。
こういった目立たないところでIPOチャレンジポイント使ってくる人も増えてくるかもしれませんね。
本日は3銘柄の新規承認が出ましたが、それでもまだ8社しか12月は上場スケジュールが組まれていません。ここから20社以上出てくるとなれば、本当に混雑必至ですね。30社以上にならなくても混雑は必至は見えてきてますが・・・。
初値予想もお願い致します。