本日はリートのIPO新規承認がありました。リートの組成から上場がいつか来そうなのは分かっていましたが、この3月に入ってきましたね。シノケンアパートは株式投資をしている皆さんからすると話題の星ですから、注目度だけはいっちょ前にありそうです。
目論見書のふれこみでは「日本初」の東京23区限定住宅特化型Jリートとのことです。低価格家賃のミニレジ?が特徴の一つでしょうか?
想定価格は10万円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで129億円で、東証REIT上場では規模感は普通でしょうか?
スポンサーのシノケンはアパート経営の会社として有名です。サブリースでシノケンでアパート経営をする人、シノケンの上場株で応援する人、シノケンリートで投資する人とシノケンの賃貸に住む人といろいろな人生模様が出来上がってますね・・・。
こうやって賃貸アパート経営の物件がリート組成されてしまうと、サブリースしてアパート経営している人はどう思うんでしょうかね?目論見書では鑑定NOI利回りは全体で4.4%と出ています。
普通に考えてオーナーとして利回りを得ようとしている人よりも高い利回りで運用することはリートでは出来ないと考えられますが、リートが人気なくて価格が下がったらこちらの方が表面上で利回りが高くなったりするかもしれません。というか共倒れしていくかもしれませんが・・・。
いずれにしても「日本初の賃貸住宅リート」という事で初物の話題性はあります。ロジリートの時はロジスティクスの需要の高まりから好感されましたが、賃貸住宅はどちらかというと敬遠したくなる要素のほうが多いので、果たして上場前の需要の動きがどうなるのか楽しみです。
ミニレジの紹介が色々突っ込みどころを感じますね。リーズナブルと質の高さは共存できないので「便座とかルームエアコンとかインターホンとかミニキッチンなど」充実の設備と言って良いのか分かりません。割り切った最低限の設備と言ってくれたほうが納得がいきます。
まっ、トイレはあるけど風呂はないという謎のオチがあったりするみたいです。
最近のIPO地合いも悪いですしリートですし、公募参加的には低みの見物気分でしょうね。どこまで安くなったら買えばお買い得なのか?上場してから検討するようなリートですね。
主幹事は大和証券。また売り切るのに大変そうな大役ですね。幹事証券もみずほ証券とSBI証券を合わせた3社で構成されており幹事証券は売り切る宣伝に大変そうです。
SBI証券では早速トップページで青枠表示がスタートしました。いやいや主幹事IPO2つもあるのにいきなりシノケンリートどーんとTOP紹介ですか!?
初値予想もお願い致します。