12月のIPO新規承認ラッシュもいよいよ終盤に差し掛かってきました。今年の大納会は12月30日。去年の上場は12月29日が最終でしたので、この銘柄あたりがオーラスIPOになるでしょうか?
「smart」な暮らしを「support」するでスマサポのようです。入居者向けアプリを含め賃貸住宅などでの入居者サービスがメインです。新電力なども行っていますね。
想定価格は760円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで2.53億円で、東証グロース上場の小型IPOです。
今年の12月のIPOは想定価格が低めに設定されている銘柄が多いですね。こちらも想定価格が760円でストック・オプションの行使価格が1,000円です。上場にあたって少し評価を厳し目にしているところはあるかもしれません。公募組にはチャンスなのか?安いものには理由があるということで、手出し無用なのかの選別が必要になりそうです(個人的にはチャンスと見ないとやってられないので前向きに見ています)。
事業は現在大きく5つで、すべて入居社サービス系でDX化やIT系技術でサービス推進させています
- 入居者満足度調査サービス
- 入居者アプリ「totono」
- スマホ内覧サービス「SKB」
- 家賃保証サービス「sumai保証」
- 新電力サービス「スマサポでんき」
新電力はニュースでも流れているように仕入れ電力料金の変動によって今は苦しい分野で撤退に向けて動いています。
特に入居者サービスを全部アプリ化して管理しているのは、入居者にとっても管理会社にとっても効率化が進んでいるでしょう。他の満足度調査とか宣伝・連絡だってアプリ内で出来ることで、どんどんこちらに移行していくことになりそうです。
目論見書の前半にグラフで伸び率とか書いてくれてると嬉しいのですが、後半にアプリやコールなどの件数の伸びは載っています。サービスの伸び自体は順調のようです。
業績は売上は右肩上がりとなっており、利益は不安定ながらもまだ成長性はあると見れる事業ですので期待したいところですね。赤字ばかりで黒字化見込みも怪しいところが上場するのを見れば比較してかなりよく見えます。IPOで新規のサービスでもこれぐらいの数字は出して上場となって欲しいです。
吸収金額も小さく、上場ラッシュ終盤ですが、オーラス上場となれば結構気前のいい初値になるのではないでしょうか?最後まで気を抜かずに参加していれば、いつかはいい結果に巡り会えるといった銘柄になって欲しいですね。
初値予想もお願い致します。