7月IPOも登場しました。昨年は7月IPOは4件でしたが、今年はどうなるでしょうか?
航空機用の部品メーカーということで、ニッチな技術が光る銘柄になりそうです。

AeroEdge(7409)のIPO新規上場情報

事業内容は「航空機エンジン部品等の製造、販売」となっています。チタンアルミブレードという部品を量産販売。エンジンのタービン部分に使われる重要な部品のようですね。すごい精度と耐久性が問われそうです。

想定価格は1,460円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで13.4億円で、東証グロース上場の中型IPOです。

技術系の銘柄の目論見書は単純に興味本位でも見れますので面白いです。もともとは栃木県足利市で創業した「菊池歯車株式会社」で、AeroEdgeはスピンアウトしたようですね。

ハイライトからはグローバルシェア35%と高いシェア。国際的に高い競争力で競っているのが感じ取れます。

航空機のエンジンのタービンブレードがメインで、ジェットエンジンを受けて高速で回ったりするところでしょうか?あのジェットエンジンの威力は間近で見聞きするとすごいですので、その威力を受ける部品というのは相当な技術力がないと作れない気がします。こういうニッチな分野で日本の技術が躍進するのは、日本人としては嬉しいものですね。

今回の上場の資金使途は「新工場の建設」です。新工場では現在のメイン生産以外の加工案件の量産など、さらなる必要性に迫られての設備投資となっているようで、これなら上場時に応援して出資したいという人も増えそうです。

業績に目を向けるとスピンアウト以降、売上はあるものの赤字というのは仕方のない展開だったのでしょうが、コロナ禍ではさらに売上まで落ち込んでいるので、受注の面で苦しんだ状況だったと思います。しかしながらアフターコロナで航空機の部品需要は再び復活しそうですので、業績の回復傾向が伺えます

利益もしっかり出始めて、翌期からはさらに伸びる見込みが付いたことで上場まで進めた感じでしょうか?赤字が続いていた内容的に6月の上場ラッシュだと苦しかったかも知れないので、7月に出してきたのは正解に見えます。久しぶりにみずほ証券の優良IPOとしてうまくスタートするのか見ものかと思いますね。

第一印象的には、普通に応援したくなる(投資したくなる)銘柄ですね。

AeroEdge(7409)のIPO新規上場情報

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