本日は東証1部への2銘柄同時上場と前日2日目銘柄が1つでした。3銘柄ともに初値がつきましたのでレポートいたします。初値に関しては、どの銘柄も好調キープですね。

まずは森六ホールディングス(4249)です。

初値売りで約2.75万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

森六ホールディングス(4249)のIPO新規上場情報

【4249】森六ホールディングス(公募価格2,700円)

4249  

初値:2,975円(公募比: +275円/+10.2%)
高値:3,040円
安値:2,835円
終値:2,880円
出来高:4,772,700株(公募売出総計:3,400,000株)

初値は予想通り3,000円手前、そしてすぐに目標ラインとなりそうな3,000円に到達しました。それと同時に達成感からか、下げる展開の初日でした。なんとなくですが、3,000円に壁を作った印象で、再び早く突破しなければしばらく3,000円以下で横ばいになりそうです。

大型上場ながら出来高は公募売出総計を1回転以上しており商いは豊富だったと思います。ただ、さすがに上場ラッシュの終盤で3社同時でテーマ性などのインパクトもなければそこまで上値追いの展開にはならないですね。

野村證券主幹事ということもあり、そんなに個人で貰っている人も少ないでしょうから短期的には妙味に薄いIPOだったという評価です。

こちらは、今回はピタリ賞がでませんでした。

3,000円付近の初値だったことで、近い予想はいっぱいありましたが2,975円と端数のある初値で残念ながらピタリ賞はなしです。ただ、だいたい皆さんの思惑通りの動きだったのではないでしょうか?


続いて、オプトラン(6235)。

初値売りで約9.76万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

オプトラン(6235)のIPO新規上場情報

【6235】オプトラン(公募価格1,460円)

6235

初値:2,436円(公募比: +976円/+66.8%)
高値:2,510円
安値:2,128円
終値:2,200円
出来高:8,410,100株(公募売出総計:7,200,000株)

オプトランは期待を大幅に上回る初値でした!東証1部上場の大型IPOで1.5倍を超えるのは相当強いですね。ただ、やはり行き過ぎ感があったのか初値が付いてからは下げる一方の初日でしたね。やはり何かテーマ性があって注目されると初値がオーバーシュート気味になりやすいです。

公募組は嬉しい誤算的な結果だったと思います。

なお、ロックアップが1.5倍で解除になるのですでにほぼロックアップは外れています。投資会社のような換金したい株主を多く含まれていますので、やや心配ですね。当方、頑張って強気に予想して2000円以下だったので、まだ高い水準と感じる人も多いでしょう。

こちらは、今回はピタリ賞は出ませんでした。

読者予想もやや微プラス程度を見込んでいて補正値で1,802円です。この後、株価が再び伸びていくのか気になるところです。


最後に2日目持ち越しとなったみらいワークス(6563)です。

初値売りで約42.4万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

みらいワークス(6563)のIPO新規上場情報

【6563】みらいワークス(公募価格1,840円)

6563

初値:6,080円(公募比: +4,240円/+230.4%)
高値:6,700円
安値:5,420円
終値:6,600円
出来高:585,500株(公募売出総計:214,000株)

IPOらしい激しい展開を見せたのが、みらいワークスでした。まずは初値が即金規制の影響を受けて6,000円付近で付いたと思えば、いきなり特売りという展開。初値買いの人は度肝を抜かれる展開だったかもしれません。

SBI証券主幹事でしたのでIPOチャレンジポイントでの取得が100株、初値でのポイント価値をおおよそで換算すると300Pで取れたとして、1P=424,000/300=1,413円あたりになります。イオレよりは今回はこちらに投入したほうが良かった結果になりますね。

初日の動きですがいきなり特売りになったことで、大きな売板を確認できたというのもあるかも知れません。終盤にかけては逆にどんどん値を上げています。特に即金明けを狙っているのか14時半を超えてからからの勢いが強かったです。

SBI証券のIPOチャレンジポイントは早く参加してどんどんポイントを貯めたいところです。また、ライバルが結構ポイント消化していると思うので、これから参戦でも価値があると思います。私は2018年に向けて再び温存中です。

こちらは、今回はピタリ賞は出ませんでした。

私の予想は終盤の即金規制では結構影響を受けることを考慮できておらず、やや強気すぎる予想だったかもしれません。ただ、この銘柄以降マザーズ小型がないので、初日の引けにかけて見られたようなセカンダリーのマネーゲーム的なやや激しい展開が明日以降も見られそうです。


全体的には、まだまだ初値は好結果が続いているIPO市場になります。明日は当方パス指定したD評価銘柄の上場ですが、野村證券主幹事ですし格好はつける可能性が高まっていますね。