HPCシステムズ(6597)の初値結果は1,870円となりました。初値は2連続での公募割れという結果で非常に残念です。ただ、初日で公開価格を超える場面はありました。

初値売りで約1.2万円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。

HPCシステムズ(6597)のIPO新規上場情報

【HPCシステムズ(6597)】(公募価格1,990円)

6597

初値:1,870円(公募比: -120円/-6.0%)
高値:2,010円
安値:1,870円
終値:2,010円
出来高:2,797,000株(公募売出総計:2,781,400株)

初値は残念な公募割れでスタートしました。IPOマインドがかなり厳しい状況ですね。公募参加者の諦め気味な早め損切りも多いかもしれません。ただ、こちらは初値が付いた後は値を上げる展開でした。後場にかけてジリジリと値を下げて駄目かと思いましたが、引け前に急騰して公募奪還、高値引けで初日を終えています。

最後に跳ねたのは先日のギフティと同じような展開ですね。

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ここ最近のIPOは我慢が大事な状況になっているかもしれません。

主幹事SMBC日興証券から私は補欠当選繰上げで公募株が手に入っていました。当選分は指値売を出していましたが、今日の上げでは指さらず持ち越しです。

今のIPOは昨年の12月のIPO悲観ムードと雰囲気が似ていますので、予想よりも安いと感じる銘柄はいずれ順番で値を上げる時があるかもしれません。補欠繰上げ分は想定外の公募株ですので、希望の指値までは持ち越してみようと思います。

9月末や12月末、それに3月末辺りの上場は資金ロック状態の人も多いと思っています。立会外分売なども他の時期よりも当たりやすくなるのを見ていると、資金の流れを読むのはトレードで重要だなと感じますね。

特にイベント投資的なものほど、資金の流れを早め早めに突いていくという事で利を得やすいですが、プレーヤーが増えるとどんどんと前倒しや、やりにくい展開が増えることになります。あるいは逆攻めしたほうが良い場合もあり、風向きを読むことも大切ですね。

無理に参加しないで様子見する瞬間を作るのも大事かもしれません。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞はでませんでした。

引受価格までは下がらなかったので、ピタリ賞は難しかったですね。本日の寄り前では引き受け価格ではOA分の買いがありました。ただ、それよりも上で値がついて引受価格まで来ていませんので、引け前の大きな買いはひょっとすると主幹事のお買い上げかもしれませんね。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

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