本日は3銘柄の上場予定でした。やはりというか、結果的に2度目の3社同時上場も全て公募割れという結果になってしまいました。さすがにこの状況では仕方ないという声も多いです。

買いが全く入らないので、需給とかあまり関係なくなっています。

まずは、ドラフト(5070)。

初値売りで約3.6万円のマイナスです。当選者の方、残念でした。

ドラフト(5070)のIPO新規上場情報

【5070】ドラフト(公募価格1,580円)

5070

初値:1,221円(公募比: -359円/-22.7%)
高値:1,231円
安値:951円
終値:970円
出来高:1,165,800株(公募売出総計:1,180,000株)

初値は引受価格の1,453円を大幅に下回る1,221円でした。しかし初値が付いてからも下げ止まらず初日で1,000円割れとなっています。引けでも1,000円を割れたところで出来高は公募売出総計を1回転することが出来ませんでした。とんだ船出ですね。

これで似たような業態のIPOであるヴィスも厳しそうです。すで公開価格は仮条件の下限で決定ですが、購入する人が減るでしょうから上場するのも危ういかも知れません。

3月IPOはこれで7社連続公募割れが続いていますので、評価の低いIPOは申込みが集まらず上場延期がまだ出るかも知れませんね。

こちらはピタリ賞がでませんでした。

1200円程度の予想もあったのですがピタリ賞はでませんでした。それにしても、中々見ない酷い状況です。


次に、ミアヘルサ(7688)。

初値売りで約5.82万円のマイナスです。当選者の方、残念でした。

ミアヘルサ(7688)のIPO新規上場情報

【7688】ミアヘルサ(公募価格 2,330円)

7688

初値:1,748円(公募比: -582円/-25.0%)
高値:1,829円
安値:1,455円
終値:1,498円
出来高:402,200株(公募売出総計:600,000株)

こちらも引受価格を大幅に下回る1,748円という結果。1枚あたり5万以上もマイナスという残念な結果でした。それでも買いが入りませんので、更に下げて引けでは1,500円あたりになっています。上場初日にいきなり25%引きで始まるというIPOの怖さを感じますね。

公募株を持っていましたが、引受価格で止まらない可能性も感じつつここまで初値で下げてしまうとは残念でした。出来高も公募売出総計の3分の2程度で商いも少ないです。

IPOに全く資金が来てない状況と感じます。今日の3銘柄も全て初値で入った方もやられていますので、IPOセカンダリーの旨味も感じていないでしょう。攻めてセカンダリー勢が初日で少し儲かるようになってくれないと初値が上がることは難しいと思います。

こちらもピタリ賞がでませんでした。

皆さん厳しい予想でも2,000円台ぐらいまでと考えていたところ、初日の終値で1500円付近ですから、相当な下落状態です。既上場株も相当な下落ですし、先行きもまだ見通せないと言うか暗い雰囲気ですので、IPOなんて状況ではやはりないですね。


最後に、リビングプラットフォーム(7091)。

初値売りで約3.5万円のマイナスです。当選者の方、残念でした。

リビングプラットフォーム(7091)のIPO新規上場情報

【7091】リビングプラットフォーム(公募価格 3,900円)

7091

初値:3,550円(公募比: -350円/-9.0%)
高値:3,585円
安値:2,920円
終値:3,030円
出来高:164,000株(公募売出総計:291,000株)

こちらも引受価格の下の3,550円という結果でした。しかも初値が付いてからすぐに特売りで3000円近くまで落とされています。こうなってしまうと怖くて買えるものも買えません。初日は全く買い意欲なく結局3,000円付近で引けています。

3銘柄を比較してみていて、セカンダリーで反発するならこの銘柄かなと予想だけはしていたのですが、逆に一番下落幅が大きい結果です。こういった通常とは違う相場の時には触らないのが一番ですね。どこかでセカンダリーで儲かるIPOも3月中に出てくるかも知れませんが、割りに合わない勝負になる気がします。

結果的に3社同時上場銘柄の全てが初値ダメ、セカンダリーダメで、同じようなチャートを描いていて虚しさを感じます。直近IPO銘柄も軒並み下げていますので、IPOを触りたいと感じる人も少ないでしょう。この流れがいつまで続くのか予測が付きませんね。

こちらもピタリ賞がでませんでした。

引受価格でも止まらない結果になると初値予想で的中させるのも難しいですね。当方、仮条件発表時にBBスタンスを更新してそこから評価を変えませんので、B級銘柄判断でも余裕で公募割れということが起こりえます。まだまだ、そのような状況ですので皆さんも気をつけてください。


【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

以上、3銘柄の結果でした。

今の流れですと3月19日の3社同時上場も厳しく感じます。A級評価した関通がどういった結果を見せるのか気になりますが、地合い次第では良くて公募同値などもありえますので、しばらくは我慢の状況かもしれません。