本日は4社同時上場予定+前日1社となりましたが、4銘柄が初値がつきました。ベイシスは明日持ち越しとなったので、最後に最終気配のレポートをしたいと思います。

まずは2日目持ち越しのアイ・パートナーズフィナンシャル(7345)から。

初値売りで約67.6万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)のIPO新規上場情報

【アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)】(公募価格3,120円)

7345

初値:9,880円(公募比: +6,760円/+216.7%)
高値:9,900円
安値:8,380円
終値:8,970円
出来高:379,700株(公募売出総計:100,000株)

S級銘柄として1万円の大台超えや、1枚あたり1撃100万といった派手な結果を期待していた人も多いかもしれませんが、今のIPO地合いでは1万円手前までいっただけでも好結果でしょう。初値後も結局1万円の壁を超えることは出来ませんでした。逆に初値後はすぐに急落で1,500円も下げた瞬間もありました。終値では9,000円近くまで回復していますが、1万円を超えないとやはり勢いを感じませんね。

超プラチナチケットですので板が薄くなりがちです。今のIPO地合いでチキンレースのセカンダリーにはリスクが高すぎて参加する気にはなりにくい心情ですね。

SBI証券主幹事でしたので、IPOチャレンジポイントの換算もしておきます。

ボーダーラインでうまく取ったとして760P計算をすると67.6万÷760P≒890円ですね。1Pあたり1,000円ぐらいは欲しいななんて言ってた頃が懐かしいぐらい800P近く貯めて使ってもインフレ化で価値が低下していますね。まぁ、それでも1撃50万以上利益が出たなら万々歳かもしれません。

今後は1P500円以上を目指しましょうが定番になるかもしれませんね。

こちらはピタリ賞がでませんでした。

SBI証券主幹事の場合は読者予想は強気に出るのですが中央値は13,500円でした。頑張って1万円超えの初値が見たかったですが、今のIPO地合いの弱さには敵わなかったようです。


次にアルマード(4932)。

初値売りで約1,900円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。

アルマード(4932)のIPO新規上場情報

【アルマード(4932)】(公募価格880円)

4932

初値:861円(公募比: -19円/-2.2%)
高値:995円
安値:861円
終値:995円
出来高:11,068,700株(公募売出総計:5,300,000株)

アルマードは初値こそ厳しい結果でしたが、初日の動きは好調で公開価格を奪還しています。また初日で1枚あたり1万円プラスでも売れる内容でした。出来高は公募売出総計を2回転ほどですので、売買は寂しいですが1,000円以下の買いやすさは意識されたかもしれまえん。

野村證券主幹事案件はこれで3連続公募割れです。ただしペイロールとアルマードは逃げ道は作っているので、ここで逃げてない人は野村證券を批判はできませんね。唯一、当方繰り上げ当選になったナイトメアベッドは眠ったままです。

もし100株で高級化粧品の優待など出たら嬉しいところですが、どうでしょうかね?よく見ると非常に買いやすい株価じゃないかと思ってきました。

こちらはピタリ賞がでました。Nerals様が860円でニアピン賞ですです!

公募付近の予想で結果も公開価格に近かったので、ニアピン賞が出ましたね。アルマードに関しては上場延期後の値付けの下げすぎが厳しいけど、上場してしまえば本当に安く見えてきます。100株ぐらい持ってもリスク少ないし楽しめるかもしれません。


3つ目にセレンディップ・ホールディングス(7318)。

初値売りで約5.2万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

セレンディップ・ホールディングス(7318)のIPO新規上場情報

【セレンディップ・ホールディングス(7318)】(公募価格1,130円)

7318

初値:1,656円(公募比: +526円/+46.5%)
高値:1,753円
安値:1,365円
終値:1,376円
出来高:3,798,300株(公募売出総計:850,000株)

弱くても2,000円ぐらいの初値になればと思っていましたが、目安ラインに到達しない弱い初値結果となりました。そうなるとIPOは厳しく、初日もひたすら下げて完全に崩れた結果です。引けでは公開価格から1枚あたり2.5万程度の利益ですので、IPOとしては寂しいですね。

こちらもSBI証券主幹事ですのでポイント換算をしておきましょう。

200株セット配分でボーダーは260Pで計算します。10万5千円÷260P≒405円となりました。

ボーダーギリギリでとっても500円以下のポイント換算になりますので、ちょっと残念かもしれません。しかしながら今後もポイントインフレ化が進むと思えば、早めに現金化するのも策かもしれません。

こちらはピタリ賞がでませんでした。

1,650円の予想がありましたがニアピン賞は1,655~1,660円になります。伸び悩むという予想も多く、やはり上場ラッシュに入ると地味感が意識されそうというのが弱みだったかもしれません。業績の伸びは良いので、後々伸びるのかは気になりますね。


最後にHCSホールディングス(4200)。

初値売りで約4.1万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

HCSホールディングス(4200)のIPO新規上場情報

【HCSホールディングス(4200)】(公募価格1,800円)

4200

初値:2,210円(公募比: +410円/+22.8%)
高値:2,278円
安値:1,871円
終値:1,890円
出来高:3,254,900株(公募売出総計:630,000株)

こちらもSBI証券主幹事の案件です。こうやって見てみるとセレンディップとHCSはどちらも社名にホールディングスで同日上場に同じ主幹事で持ってくるなんて注目度なんて考えてなさそうなSBI証券自身が自分で想定よりも悪い初値結果を招いたような気もしますね。

奇しくも初日のチャートも同じような右肩上がりの1次方程式のグラフみたいですね。どちらも思ったより初値が伸びず、その後もダラダラと下げただけという結果でした。こうなるとIPO冴えないなぁというイメージしか残りませんね。

こちらもIPOチャレンジポイント換算しましょう。

200株セット配分、ボーダーライン430Pで計算します。8.2万÷430P≒190円とでました。これはちょっと残念としか言いようがないです。欲張って引けまで持っていたら利益は殆どない状態です。ポイントを無駄にしがちな銘柄だったと言えそうです。

IPO温存させてライバルが減ったと考えている人はほくそ笑んでいるかもしれません。

こちらもピタリ賞がでませんでした。

私は頑張って強気に最終3,000円予想としましたが、全く奮わずでしたね。やはり上場ラッシュになると注目度で強弱が出やすいので、地味で固い商売してそうなところは苦しかったかもしれません。上場時期が違ったらまた違う結果だった気がします。


以上、4銘柄の結果をまとめて紹介しました。

最後に明日持ち越しのベイシスの状況です。

ベイシス(4068)のIPO新規上場情報

4068_day1

最終気配4,695円で約1.9倍の買い越しとなっています。

明日は即金規制に2社の上場と被ります。その1社のステムセルは注目度も高いでしょうから、寄りの気配は厳しく早めの値付けになりそうです。初日に値がついてれば良かったという展開も公募組的にはあるかもしれません。

一応フル板では終始5000~5200円ほどが合致点でした。

明日でひとまず上場ラッシュの週が終わります。結果的にIPO弱い印象が残りそうなので、ステムセルには頑張って欲しいところです。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

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