Unicorn(ユニコーン)の12号案件が公開されました。大注目だったAI系のディビイさんが終わってからは地味系案件が続いている印象のユニコーンさんですが、今回も少し地味かなと感じます。

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ベアリングといえば自動車の部品に多く使われている事で有名ですが、モーターなど回転する部分に摩擦を少なくする部品として使われますね。「機械産業の米」ともいわれるように不可欠で消耗される部品です。

そのベアリングでコストと性能の両面で「βサイアロン」を活用して開発したセラミックベアリングボール「ブレイブボール」を販売する会社とのことです。

ユニコーン

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■募集要項

目標募集額/株数 10,000,000円/500株
上限募集額/株数 60,000,000円/3,000株
募集価格 1株当たり20,000円
最低申込金額/株数 100,000円/5株
上限申込金額/株数 500,000円/25株

1株20,000円で申込は5株から25株です。目標募集額が1000万ですので、Unicorn(ユニコーン)さんとしても地味系案件で目標低めにしているかもしれません。

今回の案件の内容はとても明快で新素材「βサイアロン」と特殊加工技術によってベアリングに使用するベアリングボールを従来のものの「スチール製で低価格だけど性能が低い」「窒化ケイ素セラミックの高性能だけど価格が高い」といった高低の問題点を解決するものです。

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性能良くて価格も抑えられるものを導入されれば大きなシェアを得られます。まさに米の品種改良みたいなイメージですね。良いものならば採用されて市場に広がるでしょう。

正直、この案件を見るまでは私のベアリングのイメージは超地味で斜陽産業じゃないの?と考えていました。というか需要なんてないのではと思っています。しかし、ストーリーとしてはEV(電気自動車)が普及するにつれて、コストのために採用されていたスチール製のベアリングボールだと性能面で厳しく、出来れば高性能なベアリングを利用したいという自動車メーカーの思惑があるようです。

EV(電気自動車)への採用をきっかけに、スチール製から低価格の新ベアリングボールが各方面に採用されるかが肝になりそうです。新しいベアリングボールは少なくとも従来のセラミックボールよりは価格面・性能面で良いものとして、知れ渡るかも一つだと思います。

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興味深いのが既にベアリング業界最大手のスウェーデンSKFに話が進んでいて「サンプルテストに合格、試作品納入段階」ということです。これが量産に行くまでいけるのかが賭けになる部分だと思います。

なお一株2万円で発行済株式数が5,250株です。プレバリューで見ると1億程度になります。設立は2019年ですので、まだまだ小さな出だしの会社に投資することになりますので、バリュー面ではお得感を感じます。

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マイスストーンではSKFで定量受注態勢に入れば数億から10数億の売上高が見込まれるようになっており、会社の規模を考えれば量産体制まで持ってこれると思うなら現時点で投資しておく価値があるといった判断が良いかもしれません。

最終目標はIPOとなっていますが、個人的には事業が地味な部品メーカーと言うイメージですので、ベアリングボールでIPOは言いすぎじゃないかなと思っています。むしろ、その前段階でベアリング大手に技術を含め会社ごと買ってもらうのがイグジットの道かもしれません。

最後にUnicorn(ユニコーン)の定番、株主優待も見ておきましょう。

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ブレイブボールを使用したハンドスピナーとのことです。転がりが違う高級ハンドスピナーでブレイブボールの良さも知ることが出来て面白いですが、正直私は要らないかな(笑)

今回はおまけ程度の株主優待と考えておきたいですね。

ユニコーン

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ここ最近の地味系案件の中では、投資対象としては前向きに考えています。というのも技術面で優れたものを持っているのは確かですし、現時点での投資対象としてはバリュー面でお得な感じがします。