イークラウドの2号案件が11月初旬から申し込みが始まっていますが、2号案件は案件公開を行った日の翌日から申込み開始と私達にとっては青天の霹靂のようなスタートでした。
また経営者とのトークライブも案件発表当日の夜となったことで、案件に対して深くチェックすることが出来ずに案件申し込みが始まった印象があります。イークラウドさんとしては申込期間が1ヶ月程度と長くなっていることから、申し込み開始日を案件発表日から短くしても問題ないと思っていた模様ですが、私達個人投資家からしたら1日で案件を読んで投資しようか考えるほど暇ではありません。
そういった部分のミスをイークラウドさんは素直に認め、今回は経営者と私を含めて、なんと3社対談の機会を与えて頂きました。
ZOOMでのオンラインミーティングの様子です。実は1ヶ月程度の長い申込期間があることで、その間に案件の良さを徐々に知ってもらいたい、熟考して申し込んで貰いたいという意図があるようです。
今回はオンラインミーティングで聞いたことやFlatboysさんの案件に関して私が感じたことを書いていきたいと思います。
- まずは案件に対して気になることがある方、案件の文面を読んで疑問点などあった方は途中から案件紹介ページの最後に追加されたトークライブの様子の動画を見たほうが良いです。
ここでは投資家の皆さんが気になるであろう多くの疑問に対して内田社長が答えています。
「資本金が10万円は低すぎじゃないか?」「第2弾、第3弾の商品は何か現時点で考えているものは?」「データドリブン手法って具体的に?」などなどです。
FLATBOYSさんに投資するか期待する部分は現時点で私の中では2点感じています。「経営者の化粧品業界などで取り組んできたマーケティング手法の実績」「最初は入浴剤から攻めるがD2C領域にて成功余地があるか?」です。
1つ目のデータドリブン手法ですが、正直私には詳しく中身の良さなどは分かりません。手法に関して企業秘密の部分もあるでしょうから、見せられる部分での紹介になっていると思います。ですが、ここは経営者の内田遼さんの過去の実績を見るのが良いでしょう。「ファッションメディア」アプリ事業やディープラーニングソリューション会社でのPR系を経験していることで、今回取り組もようとしている「セルフケア系のD2C」は得意と自身で感じている分野では間違いないでしょう。
ヘルスケア系の商品でのIPOとなるとここ最近では「I-ne」「プレミアアンチエイジング」など今でも続々とIPOも出ている業界です。これらの商品「BOTANIST」「DUO」などは数年前までは知られてなかったと思いますが、上場まで一気に躍進するぐらいヒットすれば爆発的に伸びる領域というのは感じ取れます。
もう一つ、『DAY TWO』ブランド第一弾の商品であるEpsom Saltに関しても詳しく聞いてみました。
「20~40代向け入浴剤マーケットでのシェア獲得だけど具体的な戦略は?」
まず価格帯に関してですが1回350円程度の設定を考えていて、オウチスパを1回350円で家で経験できるという魅力を伝えていく模様です。入浴剤1回350円なら高く感じるかもしれませんが、スパ体験が家で350円で出来るなら安く感じます。
お風呂でのセルフケアを上質なものを味わう体験にすることで、「お風呂→オウチスパ」への生活スタイルの変換を狙っているようです。一度、様式が変わればお風呂の形が変わります。その上質なサービス提供の為に、利用者からのアンケートデータなどをしっかりとって最適な商品提供に役立てる手法になります。
また入浴剤の種類は理論上1000タイプぐらい作れるようです。もちろん「着色料・合成香料・防腐剤無添加、安心安全をお届けする国産の入浴剤」と質には気を配っています。
10万コースで頂けるサンプルは3~5日程度体験できるセットのようですが、これは3~5日で上質な部分を体感してもらえる量と考えているようです。また優待ということで10~50万コースで差がついていますが、一緒に株主とブランドを盛り上げていこうという気持ちが強く、投資額に関わらず株主とのコミュニケーションを積極的にとってブランドを作り上げていきたいと考えているようです。その目的もあって「株式投資型クラウドファンディング(ECF)」での資金調達に今回至った模様です。またイークラウドさんを選択したのも株主と経営者の資金調達後のコミュニケーションが強くなる部分があるからと言うのがあります。
確かに私はイークラウドさんの1号案件「地元カンパニー」に投資しましたが、その後の経営者との距離感が他のECF業者で取り扱った案件よりも強く感じます。
イークラウドさんの他のECF業者との違いで魅力の一つは、この経営者と投資家とECF業者のコミュニケーションを強く取ろうとしている部分だと思います。案件を一つ一つ大切に取り扱うイメージがあります。今回のように3社ミーティングを開いたり、案件申込み期間が長くその間に魅力を伝えていこうという考えからも1つの案件への注力を感じます。
今回の美容系の案件というのは、当方男というのもあってどうも業界がわからない部分があります。D2C領域においては米国がかなり成長していて、これはイークラウドさんの案件紹介にもありましたが、評価額1000億を超えるユニコーン企業も続々と出ています。
日本に目を向けるとどうなのか?調べてみましたが、先程記事内で上げた「BOTANIST」「DUO」などの他に「MEDULLA(Sparty)」「N organic(シロク)」など注目が集まっています。
ジャンルは異なりますが、衣料系から「ALL YOURS」、ビールでは「よなよなエール」、食品では「BASE FOOD」など話題性の高い商品や企業が続々と出てきて、今トレンドになっている領域で伸びていることも理解できました。
まずはFlatboysさんの『DAY TWO』ブランド入浴剤Epsom Saltが家のお風呂の時間を「オウチスパ」まで変えてしまうような状況になるか?を考えて投資してみると良いのではと感じました。
私は温泉ソムリエの資格をとってしまったぐらい、実はお風呂が好きです。正直、日本のお風呂文化って凄いなと思っていて毎日、湯船につかれるだけで日本人で良かったと思っているタイプの人間ですが、それに入浴剤一つ加えるだけで、QOLが毎日1ランク上がると世の中に知れ渡れば面白いと思います。
イークラウドさんはサイバーエージェント出身です。「N organic(シロク)」はサイバーエージェント子会社でデジタルマーケティング手法で伸びている会社です。これ考えるとイークラウドさんがFlatboysさんの案件を取り扱ったのは、これはかなり伸びる(面白い)と見抜いている証拠になるのではと個人的に思っています。
“【FlatBoys x イークラウド x 黒澤ファンド】オンラインミーティングで案件の魅力を確認” への1件のフィードバック