8月にIPOが登場と思いきや、久しぶりのバイオ銘柄の登場です。再生医療関係で注目度はかなり高そうですが、赤字バイオというのがIPOでどう見られるかですね。
「再生誘導医療」ということで皮膚や骨などの再生能力を誘導すると行った新規性のある治療方法を研究しています。体外再生を行わない優位点があるみたいですね。
想定価格は3,050円（2,370円～3,730円）。主幹事はＳＭＢＣ日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約294億円で、東証マザーズ上場の大型バイオ案件となります。
大型バイオ銘柄は盛り上がりますが、ハイリスク・ハイリターンが定石ですので、この銘柄が8月に来るというのは、なかなかIPOファンを唸らせます。お盆前の最終上場となるでしょうか？
ホームページの再生誘導医療をみると画期的な感じはしますね。静脈注射一本で損傷部分の再生を誘導するとか、魔法のような気もします。注目度はかなり高いでしょう！
目論見書をみると「ES細胞」「iPS細胞」ですら従来技術の対比で書かれています。その他にもいろいろと書かれていますが、技術的には凄そうです。
一方、IPOという視点で見ると赤字バイオベンチャーらしさがいろいろなところで見られますね。まずは吸収金額の大きさ、ロックアップの掛かっていないV.C.も多いです。ストック・オプションも2～5円価格で650万株程度あるでしょうか？特にストック・オプションはたんまりありますね。
現時点では想定仮条件が2,370円～3,730円と異常な幅をとっているということもあり仮条件がどの程度に落ち着くのかすら見当がつかないですね。
主幹事がＳＭＢＣ日興証券というのも大きな要素です。面白いベンチャーIPOの主幹事になっていることが多く、リスクは高いですが注目度も高い銘柄が多い印象です。
今回もかなり注目度が高いと思いますので、良い結果になることを祈ると同時にBBスタンスはかなり迷うかも知れません。
注目度の高い銘柄が8月に登場するのは嬉しいです。Sansanを取り逃がした人も多くいそうですから、今度は絶対取るという人も多いかもしれません。8月上場というのも話題性を掻っ攫いそうで暑い夏が楽しみになりますね。
初値予想もお願い致します。