なかなかパッとしないIPO銘柄の新規承認が続いていましたが、久しぶりにグロース小型で業種業績の良い銘柄の登場でしょうか?しかもSBI証券主幹事で注目度も上がりそうです。

ジャパンM&Aソリューション(9236)のIPO新規上場情報

社名にもあるように「M&A」の会社です。事業継承問題はかなり日本の社会でも根深く件数が多い問題で、どこもM&A系の会社は好調ですので期待ができます。

想定価格は1,260円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで5.54億円で、東証グロース上場の小型IPOです。

目論見書に目を通すとまずは市場環境から載っていました。

このジャパンM&Aソリューションは日本でも一番パイが大きく、しかし金銭的な乖離によって対応が難しかった中小企業をターゲットにしています。ホームページをみても「相談されたら断らない。」がキャッチコピーです。真摯なビジネスをしているイメージはありますね。

よりターゲットを明確に表現した図です。これまでいくつかM&Aの会社が上場したのは見かけましたが比較的大手対応が多いという状況のようです。なんとなくですが自動車工場圏でまとめたりしているのが多かったイメージ(大きめの産業でなくなると困るところを継承するイメージ)がありますので、ここは食品加工業など分野的にも幅広そうですね。

中小企業にターゲットを絞ることでM&A推進体制が少し他社と異なる部分が書かれています。担当制にして少数精鋭でコストを掛けない。未経験者も使うことで人材コストも下げる。などなど、比較的成約の単価を下げる施策で利用しやすくしています。完璧な質の担保は出来ないかもしれませんが、そうすることによって金銭的に払えない中小企業へも対応できるよう努めていそうです。

KPIの達成状況が書かれています。年々、仕事量が増えていて順調に見えますね。このグラフと比例して業績のグラフも良いので合わせて紹介します。

まだ4期目ですが増収増益で期待できそうですね。久しぶりに高スペックのIPOと言えて初値高騰に期待できそうです。グロース・小型・業種業績良しと三拍子揃った初値高騰銘柄です。

SBI証券は随分とIPOで頑張っていますね。来年から新NISA始まりますし10月以降は手数料完全無料化、もうSBI証券を主戦の取引証券会社にしない理由がないレベルで攻めていますね。私は逆に他のネット証券が心配になっています。独占されてもサービス競争が起きず困りますしね・・・。SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)とか現物手数料まだ有料部分あるけど、どうなっちゃうんでしょうかね・・・。

ジャパンM&Aソリューション(9236)のIPO新規上場情報

初値予想もお願い致します。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所