4月下旬のSBI証券主幹事IPO、モイとクリアルの抽選結果が出揃いました。

モイ(5031)のIPO新規上場情報

ポイントボーダーライン150P程度、100株当選。

クリアル(2998)のIPO新規上場情報

ポイントボーダーライン275P程度、100株当選。

上記2銘柄は枚数も多く、過去の抽選結果の経験からはポイントを利用した配分では複数セット配分になってもおかしくはありませんでした。ところが、当選報告を見ていると複数セット配分の報告はなく、どうやら100株当選しかしないというキャップが付けられた印象です。

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SBI証券のIPOチャレンジポイントを大分析!過去の当選ボーダーラインを調査、ポイント戦略は?

2015年あたりからの情報をずっと追いかけてきていますが、その間にも複数セット配分の法則変更であったり、ポイント当選に割り当てた量や、資金勝負でも傾斜がついたような結果になったことは数回感じられましたが、2022年に入って今回のこの2つの結果は明らかに変更されたと思いますので、「今後の抽選も一先ずは100株で広く浅く配る抽選方法」となると意識しないといけないと感じます。

実際のポイント抽選など抽選によらない配分がどの程度だったのかは3ヶ月後に日本証券業協会のホームページで発表されます。このデータはしっかりと見ておいてまた報告できればと思います。

これまではIPOチャレンジポイントを利用するなら複数セット配分が見込める方が、結果的にポイント換算が良くなるというのが過去の結果から出ていましたが、今後はスタイルを少し変えてポイント投入する必要がありそうです。

IPOの初値騰落率はやや低下気味になっているのが、ここ数年の傾向でどちらかというとまだ下り坂の底が見えていないと思います。

ipo2022graph

歴史は繰り返すことを考えると、IPOも再び復活の波が来るかも知れませんが、その前に極端に苦しい時期が2~3年あってもおかしくないのでしっかり備えておきたいですね。

SBI証券のIPOチャレンジポイントは次のいい状況の時の為に貯めておく事もできますが、どちらかというと2013年以降~2019年ぐらいまでに一旦貯めたポイントで勝負した人が効率よく消化できた感じになっており、ポイントインフレやポイント情勢も日々変わりますので、早めに現金化した方が結局は良かったということが多いですね。

複数セット配分がなくなって、それが継続するなら残念ですが、そうであれば100株でも勝負になるようなIPOにフルベットするぐらいポイント利用体制を変えたほうが良いかも知れません。

IPO戦略も日々変化し続けます。乗り遅れないように動ける部分は機敏に行動したいところです。